2022年ニュースレターバックナンバー

更新日:3 日前

の無料最新は6月6日の予定(=3月7日まぐまぐ2022年第9号)   次次回は6月13日(=3月14日まぐまぐ2022年第10号)の予定。

 

3月7日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第9号が発刊されました


● 東日本大震災から11年 : 3月11日で東日本大震災から満11年となります。この震災は、最終的に津波災害という側面と、原発災害という側面を持つ事になりました。 原発事故の最大の問題は、時間しか解決できない(時の経過を待つしかない)という事です。現在、核燃料の最終処分地の選定を政府はなんとか行おうとしていますが、日本列島の主要部には残念ながら、今後数万年安定な土地は地学的には存在しません。最終処分場は本来なら10万年ほどは安定な事が求められるのですが、実は日本列島は基本的に隆起しているのです。 隆起は中部地方では今でも年間7mmほどの速さで進行しています。しかし山などの高さが基本的に変わらないのは、侵食により隆起とのバランスが取れているからです。つまり、日本列島では、地下に埋めたものは、必ず地表へ出てくるのです。年間7mm隆起するという事は、1000年で7m、10万年では700m隆起するのです。例えば花崗岩(みかげ石)は地下深く(例えば地下10km)でマグマが固化した岩石なのですが、それが地表に出ているという事は、その場所は10kmに渡って侵食されたという事なのです また昨年12月末に青森沖や千島海溝沿いでも巨大地震が切迫している可能性が高いと内閣府が公表し、冬に地震が発生すると、うまく津波から避難できても、低体温症で数万人の死者が出るという予測を公表しました。 現在の小学生・中学生にとっては、東日本大震災も教科書の中の出来事です。正しい地震や津波に対する知識、過去にどのような事が起きていたかを知る事は、もっとも効率的な防災・減災対策だと考えています。

● 東北地方海域の地下天気図® : 1月24日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。  今週は3月3日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。アウターライズ地震だけでなく、東北地方沿岸地域にも地震活動静穏化領域が出現している事がわかりました。

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2月28日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第8号が発刊

● 御岳山と阿蘇山の噴火警戒レベルが引き上げられました : 2月23日、長野と岐阜の県境に位置する御嶽山の噴火警戒レベルが1から2へ引き上げられました。これは火山性地震の増加や地下での熱水やマグマの動きを示す火山性微動も観測されたためです。幸い、27日現在、状態は落ち着いています。

 御岳山は2014年9月に死者・行方不明者63人を出すという悲惨な噴火がありました。これは日本における戦後最大の火山災害と報道されました。 昨年8月に発生し、その後の軽石漂着で大きな話題となった福徳岡ノ場や1月のトンガの噴火とは、比較にならないほどこの御岳の噴火は、噴火としての規模は小さかったのですが、このように時期と時間という要素により、大きな人的被害となったのです。

 2月24日、熊本県の阿蘇山の噴火警戒レベルが現在の「2」から入山規制を示す「レベル3」に引き上げられました。これは24日の早朝から地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動の振幅が大きくなったためです。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 1月17日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。ちなみにこの解析では、マグニチュード3.5以上の地震を計算に用いています。

 今週号では2022年2月24日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。 DuMAダッシュボードを更新しました。

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2月21日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第7号が発刊

● 【地震研究最前線】南海トラフ巨大地震の前兆はつかめるのか? : 読売テレビの特集で、非常に良いスロースリップに焦点を当てた地震予知研究に関する記事がありました。最先端の南海トラフ巨大地震研究について、よくまとまっています 今週はこの報道及び、南海トラフ巨大地震に関する臨時情報の発令条件についても触れています。 特に昨年秋に公開された小栗旬さん主演の「日本沈没」では科学的なテーマの中心がスロースリップでした。 ちなみに「日本沈没」は1973年に発表された小松左京原作の小説です。2021年は「日本沈没」のテレビドラマが話題となりました。これまで「日本沈没」は1973年と2006年に映画化、そしてテレビドラマとしても2度目のリメークでした。

 そして阪神大震災以降、高感度微小地震観測網(Hi-net)が整備された事により、スロースリップという現象は極めて頻繁に発生している事が判明し、さらに将来の地震予知研究に大きな進展をもたらすものと考えられるようになったのです。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 1月10日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この領域は東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。 今週号では2022年2月17日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。


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2月14日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第6号が発刊

● 首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析です。2月11日時点のLタイプとMタイプのアルゴリズムの異なる2種類の地下天気図をお示ししています。 一番の特徴はMタイプ地下天気図®では、茨城県周辺と房総半島南東沖でかなり明瞭な地震活動の活発化を見る事ができる点です。ただLタイプ地下天気図®では、このような活発化は認められません。

 これまでDuMAでは、2020年の夏ごろから南関東を中心に地震活動静穏化の異常が出現している事を度々報告させて頂きました。そしてその静穏化が一番大きくなったのは2021年2月頃でした。その静穏化が2021年10月1日の段階でほぼ解消している事が確認できた事から、10月4日のニュースレターで「南関東地方で地震の準備が整った」という報告させて頂きました。

● 山梨県東部の地震活動 : 山梨県東部で昨年12月3日に発生した地震は、メディアでは「富士山近傍で地震が発生」というように報道されました。しかし、実際にはかなり距離があり、富士山の活動ではなく、もともと山梨県東部は地震活動が活発な地域なのです。 距離を測定してみますと、富士山から30km以上離れていますし、富士山で火山性地震が発生している場所とは異なる地域で発生しています。この地震は富士山噴火とは関係がありません。 今週は過去の山梨県東部の地震活動について報告させて頂きました。


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2月7日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第5号が発刊


● 2022年1月の地震活動概観 : 1月は日本列島およびその周辺で5個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。しかしそのうちの3個は台湾近傍で、日本列島の近くでは2個の発生でした。

 ただ、1月22日に日向灘で発生したマグニチュード6.6の地震は、南海トラフの想定震源域内であった事や、震度5強を観測した事、そしてマグニチュードがあと0.2大きければ、「南海トラフ地震臨時情報」発令の運用開始(2019年5月31日)以降、史上初の臨時情報となるところでした。

 ちなみに気象庁では、モーメントマグニチュード7.0の地震をもれなく把握するために、マグニチュードの推定誤差を見込み、地震発生直後に速報的に求めた気象庁マグニチュードでM6.8以上の地震から調査を開始することにしています。

● 日本列島陸域の地下天気図® : 今週は12月27日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は2月4日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。現時点ではMタイプもLタイプもほぼ同様な異常を示しています。

 現時点で地震活動が活性化しているのは、能登半島周辺および紀伊水道周辺が顕著です。


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1月24日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第4号が発刊


● 日向灘で震度5強を記録する地震が発生 : 1月22日午前1時すぎに、日向灘でマグニチュード6.6(暫定値)の地震が発生し、大分県や宮崎県で震度5強を観測しました。 この地震は規模が比較的大きかった事と、想定南海トラフ巨大地震の震源域内で発生したことから、気象庁にも緊張が走りました。 幸いマグニチュードが6.6と、南海トラフ地震に関する臨時情報(調査中)となる条件であるマグニチュード6.8より小さかったため、臨時情報発令とはなりませんでした。 さらに地震が発生したのが、ユーラシアプレートとフィリップ海プレートの境界ではなく、フィリピン海プレート内部での正断層型の地震であった事もある意味安心材料だったのです。ちなみに想定されている南海トラフの巨大地震はプレート境界の逆断層型の地震です。

● 東北地方海域の地下天気図®: 今週は12月20日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。

 今週は1月22日時点のLタイプとMタイプの両方の地下天気図®をお示しします。

 前回の12月20日のニュースレターと傾向はほとんど変わっていないのですが、茨城県から福島県にかけての静穏化が顕著となってきた事が一番大きな変化です。

来週1月31日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

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1月17日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第3号が発刊

● トンガの海底噴火による“津波” : 今週号は1995年に発生した阪神大震災から丁度27年という事で、この震災について触れる予定でしたが、急遽このトンガの海底火山噴火についてコメントする事にしました。

日本時間の15日(土)13時ごろ、トンガ近くにある火山島で極めて大規模な噴火がありました。噴煙高度は16,000mと現時点では推定されています。 15日の19時には気象庁は「日本への影響は軽微で、若干の海面変動があるかもしれない」という発表を行ないましたが、日付が変わって、午前0時15分、小笠原諸島や奄美大島等で実際に津波(潮位変動)を観測した事から津波警報ならびに津波注意報が発せられました。

 今回のトンガの噴火による津波(潮位変動)では、理論的な津波到達時刻より早い時間に潮位変動が開始されており、現時点では、火山噴火による気圧変化が大きな役割を果たしているのだろうと推察されています。

 つまり今回の津波警報は、通常の海底地殻変動による海面変化が遠方まで伝わってくるというものとは全く異なった現象で、気象庁もコメントしていますが、“初めて”遭遇した現象なのです。そのため、解除の判断が極めて難しい状況となったのです。

● 潮位変化をリアルタイムで調べる方法 : 現在、潮位観測は気象庁や海上保安庁により、全国で210点のデータが公表されています。今週号では潮位をリアルタイムで調べる事ができるURLをお知らせしました。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 昨年12月13日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今週は1月13日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。


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1月10日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第2号が発刊

● 2021年の日本列島およびその周辺の地震活動概観 : 月例報告では、毎月マグニチュード5(M5)以上の地震発生について報告させて頂いております。それに対し、1年間の地震活動の評価としては、マグニチュードが1大きい、M6以上の地震活動について検討してみたいと思います。 ちなみにマグニチュードが5と6ではそのエネルギーは32倍ほど大きくなります。マグニチュードは2違うと(つまりM5とM7も、M6とM8も同じ関係です)、そのエネルギーは1,000倍となるのです(これが定義)。

 2021年1年間で、日本列島およびその周辺海域で、マグニチュード6以上の地震は16個発生しました。また幸いマグニチュード7を超える地震は発生しませんでした。

● 2021年12月29日に東京直下で発生した地震 : 12月29日に、久しぶりに東京23区の下で小さいながらも地震が発生しました。地震そのものはマグニチュード3.5と規模としては小地震なのですが、最大震度3を記録したという事と、都内で発生したという事から話題となりました。 一般に東京で大きな震度が観測されるのは、千葉県北西部あるいは茨城県南部の比較的深い地震(60-80kmといった深さ)の地震である事が大半で、23区の下での地震というのは、基本的には極めて少ないのです。もし23区の下で地震が増加するような事があれば、これは明らかに異常と言えるのです。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® :昨年12月6日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。 今週号では2022年1月7日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。昨年12月の時点とは、大きな違いは観測されていません。唯一、紀伊水道での地震活動活発化が見えなくなっている事です。

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1月3日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第1号が発刊

● 2021年12月の地震活動概観 : 12月に日本列島およびその周辺では14個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。特に関東地方と九州・沖縄地方で活動が活発でした。 また12月3日に関東地方と紀伊半島南部で震度5弱を観測する地震が続発した事がニュースとなりました。さらにトカラ列島での激しい群発地震活動も話題となった一ヶ月でした。 韓国・済州島近傍の地震は、南海トラフ巨大地震の原因となるフィリピン海プレートの沈み込みに伴う応力変化が大陸近傍まで及んでいる事の証左と考えるべき事象です。将来は「南海トラフ巨大地震の中長期的な先行現象と位置づけられる地震」と判断される可能性が高い地震です。

● 首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析です。今週は12月31日時点のLタイプとMタイプのアルゴリズムの異なる2種類の地下天気図®をお示しします。

一番の特徴はMタイプ地下天気図®で、かなり明瞭な地震活動の活発化を見る事ができる点です。これは、ある意味市民の方の印象と一致しているのかもしれません。ただLタイプ地下天気図®では、このような活発化は認められません。 DuMAダッシュボードを更新しました。

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12月27日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第48号が発刊

● 日本海溝・千島海溝における超巨大地震に関する報道 : 12月21日、内閣府は日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の被害想定を公表しました。最大30メートルの高さが予想される津波による死者数は、冬の深夜に発生するといった最悪の場合には、およそ19万9000人にのぼるとされています。

 これらの地震による経済的な被害については、建物やライフラインなどの復旧に加え生産拠点が被災することによるサプライチェーンへの影響など、間接的な被害も合わせると「千島海溝地震」でおよそ17兆円「日本海溝地震」で31兆円と報道されました。

 問題なのは、このような超巨大地震が実際に過去に存在したという事がほとんど知られていない事だと思います。この理由の一つが、アイヌ語が口承のみによって受け継がれていたため、記録が文章として存在していなかった事だと推察されます。

● 日本列島陸域の地下天気図® : 今週は11月22日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は12月23日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 現時点ではMタイプもLタイプもほぼ同様な異常を示しています。ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。  今週は12月16日時点のLタイプとMタイプの両方の地下天気図®をお示しします。  福岡県・佐賀県北方海域で静穏化異常が前回報告より、LタイプでもMタイプでも明瞭になってきたのが大きな変化と考えています。


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