大 地 揺 乱 の 世 紀

過去にあった日本列島【大地揺乱©】の世紀 ~『 9世紀 』, 1100年前
  20世紀は静穏だった。

 21世紀 日本列島は、      © の世紀に突入か?

 

【大地揺乱©(だいちようらん)】とはDuMAの造語です。 大地が揺れて,擾乱(じょうらん=定常状態から乱れること)することを意味します。

 3.11 以降、日本列島の地学的状況は一変し、この地震が長く日本列島全体の地震・

火山活動に大きな影響を与えるのは確実です。この状態は9 世紀に極めて良く似ているようです。

 9 世紀には伊豆諸島神津島・天上山の噴火(標高571mの天上山がこの時誕生)を皮切りに、富士山麓の青木ケ原樹海を作った①貞観の富士山の噴火、前回の東日本大震災とも言える869 年の②貞観地震、③関東南部(相模・武蔵の国)での大地震(首都圏直下に相当か?)、④伊豆諸島・新島の噴火(それまで2 つに分かれていた新島が一つになった)、⑤仁和の南海・東海地震などが50 年ほどの間に発生しました。いまや1,100 年ぶりの【大地揺乱©】の時代とも言えるのです。

 擾乱は力学的不安定が生じた時、その不安定な状態を解消しようとして起こる運動(地震)。一般的は気象学用語。

首都圏壊滅状態を可能にする【富士山噴火】

 特に富士山は活火山であり、人間で言えば二十歳程度の若い火山で、今後も噴火する事は確実です。地震は極端に言えば揺れている数分間が問題ですが、火山活動は何年も続く事があります。火山噴火により航空機の運航に大きな支障が出る事は皆様ご存知だと思いますが、火山灰が極めて細粒で帯電している事も多いので、電子機器の接点などにも重大な障害を引き起こします。極論すれば富士山の噴火は、首都圏を経済的壊滅状態にする可能性を含んでいます。『①貞観の富士山の噴火』

スマトラ級 4連動 / 5連動の【超・超巨大地震】は過去4回日本で起こっている。

 さらに次の東海地震は、東海地震単独で発生するのではなく、少なくとも東南海地震と3 連動する可能性が極めて高いと考えられます。図1 は最悪のシナリオとも言える2004 年のスマトラ島沖に匹敵する西南日本の超巨大地震です。このような地震が過去7,000 年間の間に4 回も発生していた可能性が近年の地質調査により浮かび上がってきました。

図1想定される最大規模の地震。マグニチュードは9.5 程度。

実際に2000 年前にこのような地震が発生していたと考えられ

る津波堆積物が静岡、御前崎、浜名湖、高知などで見つかった。

【今まだそこにある危機】21世紀は9世紀の再来か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 実際、前回の東北地方での巨大地震であった869 年の貞観地震(M8.3 以上)が発生した9世紀には、以下のような地震・火山活動が発生した。

  • 838 年 伊豆諸島神津島・天上山の噴火

     (標高571m の天上山がこの時誕生)

  • 864 年 貞観(じょうがん)の噴火(貞観の富士山大噴火

                 (青木が原樹海を作った溶岩が噴出。)

        (西湖と精進湖*)がこの時生まれた。)

  • 869 年 貞観地震(M8.3) 東北地方に大津波、超巨大地震

                    (3.11東日本大震災相当で1100年前の前回の大震災)

  • 878 年 関東南部(相模・武蔵の国)で大地震 

      (貞観地震から↓9年後) (首都圏直下に相当か?)

  • 886 年 伊豆諸島・新島の噴火

      (それまで2つに分かれていた新島が一つになった)

  • 887 年 仁和の地震(M8~8.5) 仁和の南海・東海地震

       (関東南部の大地震から↓9年後)

                      (東海・南海地震相当か?)

       (東海・南海の 2連動同時発生、五畿七道が被災、

              京都で民家、官舎の倒壊による圧死者多数。

          大阪湾に巨大津波、特に摂津での被害が大きかった。八ヶ岳崩壊など)

*) 864年(貞観6年)の「貞観噴火」は、6月中旬、富士山北西麓の一合目から二合目付近にかけて割れ目噴火が起こりました。

2か月以上に渡って大量のマグマを噴出し、溶岩流がふもとの地形を変えてしまいました。

この溶岩は「青木ヶ原溶岩」と呼ばれ、青木ヶ原樹海をつくり、富士『4湖』の1つであった巨大な湖の「剗の海(せのうみ)」に 高さ10m(火炎の高さ60m)の巨大な溶岩流の“津波”が押し寄せ「精進湖」と「西湖」に分断してしまい、富士『4湖』が富士『5湖』に誕生した。

<<歴史書『日本三代実録』の記述から>>

慶長(1596年)年間の3連動大地震

 420年前安土桃山の慶長年間1596年9月1日~5日の5日間で起こった3つの大地震(①伊予

②豊後③伏見)に関しては News Letter 20160416aに詳細。

 中央構造線沿いでは、地震が連鎖して発生した事があります。我々が知っているのは慶長年間に発生した一連の活動です。 実際に慶長年間には1596年9月に慶長伊予地震が発生し、3日後には大分側で慶長豊後地震が発生、さらにその翌日には慶長伏見地震が京都で発生しています。

 日本周辺では、海のプレートである太平洋

 

プレート、フィリピン海プレートが、陸のプレート (北米プレートやユーラシアプレート)の方へ1年あたり数cm の速度で動いており、陸のプレー トの下に沈み込んでいます。フィリピン海プレートは、西日本がのかっているユーラシアプレートに沈み込むように押しています。単純計算で420年間に13m~21m押していることになります。

フィリピン海プレートの押す力が中央構造線(MTL)に歪みストレスを与えて慶長の3連動を起こしたかも知れません? 

このようなマクロ的視野から見れば、フィリピン海プレートの押す力が、420年後の今日に、別府=島原地溝帯や、中央構造線(MTL)に再び”歪みストレス”を与えて熊本大地震を起こしたかも知れません?し、 大地揺乱の世紀になって今後 420年前の慶長3連動が再来の可能性も否定できない状況になってきているかもしれません。もしそうだったたら 熊本大地震の余震と言う言葉は今後の防災の観点から”ミスリーディング”をおこします。

「(最悪に備えて)悲観的に準備し、楽観的に実施せよ」がモットーのDuMAとして、警鐘はならしたいところです。

 

 

■チャック型(Zipper型)とボタン型の断層破壊

DuMAでは断層の破壊をチャック型(Zipper型】と【ボタン型】と呼びます。

 3.11は3連動のチャック型(Zipper型)で数分の間に、南北に400km、東西に200kmの範囲で、少なくとも4つの震源領域で3つの地震が連動。

「大きな断層破壊が、1.宮城県沖、2.宮城県のさらに沖合、3.茨城県北部沖の陸に近い部分、の順に起こった」断層が破壊された【チャック型(Zipper型】であった。

 慶長の3連動は数日間(5日)で断層が破壊された

【ボタン型】であった。

 

大 地 揺 乱 の 世 紀 ~ 南海トラフ大地震の歴史(南海・東南海・東海地震)

下記の表は 600年から今日に至る1400年強の、繰返し発生してきた南海トラフ大地震の歴史です。

地 下 気 象 研 究 所

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