2019 年ニュースレターバックナンバー

更新日:2021年8月22日

無料公開の2020年ニュースレターは、 2020年ニュースレターバックナンバーに掲載。

12月23日にまぐまぐでDuMANewsLetter第48号発刊

● 青森沖の地震で一部の地域で震度5弱を観測 : 12月19日、青森県東方沖でマグニチュード5.5の地震が発生し、青森県内の一部観測点で震度5弱を記録しました。この地震は東日本大震災(逆断層型)とは異なり、正断層型(東西から引っ張られる力)の地震でした。実はこれと同じ正断層型の地震として、東日本大震災のまさに1ヶ月後に発生したのが福島県浜通り地震でした。この地震の重要性については12月9日のニュースレターで触れさせて頂きました。。 ● 北関東の地震活動続報 : 12月3日から続いています北関東の地震活動ですが、12月20日までの地震を用いて追加の解析を行ないました。 ● 予兆的な地震活動か通常の地震活動かを判別する方法: 大きな地震が発生したとき、その後余震が発生します。ところが稀に、その後さらに大きな地震が発生する事があります。最近の例としては2016年4月に発生した熊本地震がその例です。熊本地震の場合、4月14日にマグニチュード6.5の地震が発生し、16日にマグニチュード7.3の地震が発生しました。つまり14日のマグニチュード6.5の地震は結果として本震(その一連の地震活動で最も大きな地震)ではなく、前震であったのです。 今週から前震なのか、あるいは通常の余震なのかを判別する地震学界で唯一認められている手法について、何回かに分けて解説していきたいと思います。 ● 日本列島陸域の地下天気図® : 11月18日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図解析です。 今週は12月20日時点のLタイプとMタイプの2種類の地下天気図®をお示しします。
● 来週12月30日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。
次回は新年1月6日号となります。


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12月16日にまぐまぐでDuMANewsLetter第47号発刊

● 北海道北部で震度5弱を初観測 :12月12日、北海道宗谷地方で初めて震度5弱を観測する地震が発生し話題となりました。 “震度”は地震計(震度計)がその場所に無ければ計測されません。実は1995年頃までは、震度は気象庁職員が体感で決定していました。従って、近くに有人の気象台が無ければ震度は測定(発表)できなかったのです。その後、1995年の阪神大震災をきっかけに計測震度計というものが開発されました。その結果、震度が発表できる点が飛躍的に増える事となりました。 いわば震度インフレという状況に現在の日本はなっているのです。 ● 北部からサハリンにかけての地震活動: 今週号では、北海道西方およびその南方延長(日本海東縁)のプレート境界について、簡単な解説を行ないました。 ● 北関東の地震活動の続報 : 12月3日、4日に関東地方で震度4を観測する地震が続けて発生しました。この中では、12月9日のニュースレターで、茨城県北部の活動に我々は注目しているとお伝えしましたが、最新のデータを用いた解析結果についてお知らせしています。 ● 東北地方海域の地下天気図®: 11月11日付けのニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震に特化した解析を行ないました。 ● 今週から新たな試みとして、地下天気図®の現状をまとめたダッシュボードを作成いたしました。今後も色々新しい試みを行っていきたいと思います。 ▶︎DuMAnews20191216ダウンロードはこちら

12月9日にまぐまぐでDuMANewsLetter第46号発刊

● 関東地方における地震続発について: 12月3日以降、関東地方北部で震度4を超える地震が複数回発生しました。東京が揺れたという事もあり、TVやメディアでこの地震活動が取り上げられました。 最初に3日午前中に茨城県南西部でマグニチュード4.7の地震(深さ52km)が発生しました。この場所は実はいわゆる「地震の巣」と呼ばれている地域で、この程度の大きさの地震が発生する事は珍しくありません。 3日から4日にかけて、主に3地域(茨城県南西部、茨城県北部および栃木県北部)でマグニチュード4.7以上の地震が立て続けに発生し、いずれも震度4を観測しました。先週お知らせしましたが、NHKで首都直下地震に関する特番が行われていた事もあり、普段より大きな話題となった可能性もあります。今週号のニュースレターでは、この3地域における地震活動度の解析から、現時点でもっとも危惧される地域について説明を行っております。 ● 首都圏の地下天気図® : 今週は11月4日の ニュースレターに引き続き、12月4日時点の首都圏に特化した地下天気図®です。首都圏は直下にフィリピン海プレート、その下に太平洋プレートが存在し、非常に深い所まで地震が発生しているという特徴があります。 ▶︎DuMAnews20191209ダウンロードはこちら

12月2日にまぐまぐでDuMANewsLetter第45号発刊

● NHKの特集番組 : NHKが1週間連続で首都直下地震に関する特番を放送しています。昨日の12月1日が放送開始でしたので、すでに1回目(プロローグ)は放送されてしまいましたが、今後再放送やオンデマンド放送で見る事ができると思います。 首都直下地震はすでに想定されている危機です。番組ではドラマも放送されますが、発災当日から一日ごとにどのような事態が発生するかをシミュレートしています。首都直下地震の内閣府による被害想定は、最悪の場合、死者23,000人、経済被害は95兆円に達すると言われています。
https://www.nhk.or.jp/taikan/ ● 2020年の危機とは : 現在の日本列島は9世紀の状態と似ているという事が言われているのは、9世紀後半に続けて発生した地学的な大事件(富士山の貞観の噴火、貞観地震、相模・武蔵の国地震、仁和の地震等)によるものです。 そこでDuMAではこれからの時代を「大地揺乱©の時代」と呼んでおります。 ● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 今週は10月28日の ニュースレターに引き続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震を対象とした解析となります。
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11月25日にまぐまぐでDuMANewsLetter第44号発刊

●  ラオス・タイ国境でマグニチュード6を超える地震が発生 : ラオス北西部のタイ国境近くで21日、マグニチュード6.1の地震が発生し、震源から約700キロ離れたタイの首都バンコクでも有感地震となりました。またベトナム首都ハノイでも揺れが観測されました。またM6.1地震の近くには巨大なサヤブリ(Xayaburi)ダムが完成し、すでに貯水している事から、もしかするとダム貯水に誘発された地震活動である可能性が考えられ、今後の解析が待たれる所です。
ダム建設による誘発地震とは: 巨大なダムが建設されるという事は、それまでになかった大きな荷重が地殻に新たに加わる事を意味します。そしてそれまで地震活動が観察されていなかったダム建設地域近傍で突然(かなりの大きさの)地震が発生する事があるのです。これがダム建設による地震誘発現象です。また誘発地震には最近はシェールガスの掘削に伴う地震がアメリカ(特にオクラホマ州やネバダ州)で多く報告されるようになり、社会問題となっています。 ● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図®: 10月21日の ニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®です。
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11月18日にまぐまぐでDuMANewsLetter第43号発刊

● 自治体が全国初の火山の専門知識持つ職員を採用へ : 山梨県は火山の専門知識を持つ人材を行政職員として採用する事になり、募集を開始しました。これは「火山防災職」という職種だそうです。自治体に火山専門の職員を配置することの必要性は、2014年に63人が犠牲となった御嶽山の噴火以降、強く指摘されるようになりました。これは多くの自治体では2年から3年程度で異動があり、火山防災の担当職員も変わってしまう事が普通で、多くの課題が残されているためです。 ● 日本列島陸域の地下天気図® : 10月14日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は11月15日時点のLタイプとMタイプの2種類の地下天気図®をお示しします。また同時に前回お示しした10月10日時点のものも再掲します。 また今週は地下天気®図解析で地震発生の可能性が高い地域についてまとめてみました。
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11月11日にまぐまぐでDuMANewsLetter第42号発刊

● 桜島と阿蘇の活動が活発です : 桜島で11月8日に爆発的噴火が発生し、噴煙が5,500mの高度に達したとの発表が鹿児島地方気象台からなされました。この高度まで噴煙が達した事は、記録が存在する1955年以降では最大との事です。  また阿蘇も阿蘇中岳第1火口での活発な活動が続いています。現在は「灰噴火」というマグマの一部を灰として噴き上げる噴火形態ですが、通常地下6 kmほどに位置すると推定されているマグマは、京都大学の観測ではすでに地下2kmほどにまで迫っていると考えられており、本格的なマグマ噴火も懸念される状況です。 ● 東北地方海域の地下天気図® : 10月7日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震に特化した解析です。 今週は現在この地域に出現している地震活動静穏化の領域について、地震学で古典的に用いられている解析手法の図も掲載しました。DuMAの地下天気図で用いているRTM/RTLアルゴリズムはこのような小さな変動を見やすく可視化したものである事がわかる内容となっています。

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11月04日にまぐまぐでDuMANewsLetter第41号発刊

● 速報:薩摩硫黄島で噴火が発生しました : 11月2日、17時35分に薩摩硫黄島の硫黄岳で噴火が発生しました。ただ、この噴火の規模は極めて小さいものでした。

●フィリピンで中規模地震が続いています : フィリピン南部のミンダナオ島で中規模地震が続いています。10月31日にはマグニチュード(M)6.5の地震が発生しましたが、29日にはM6.6の地震が発生しています。フィリピンはある意味、日本より複雑なテクトニクスとなっており、特にミンダナオ島周辺では過去にも大地震が頻発しています。 最近では1976年8月にはM7.9の大地震が発生し、およそ8,000名の死者が出ています。2010年7月にも連続してM7.3, M7.6, M7.4と3連発で大地震が発生した事があり、ある意味2016年の熊本地震のように大きな地震が連発する特徴があるようです。

●2019年10月の地震活動概観 : 2019年10月には日本およびその周辺海域でマグニチュード5を超える地震は6個発生しました。6月が6個、7月、8月が9個、9月は5個という具合でした。地震活動が基本的に低調な状態が続いている判断しています。

●首都圏の地下天気図® : 今週は9月23日のニュースレターに引き続き、10月31日時点の首都圏に特化した地下天気図®です。


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10月28日にまぐまぐでDuMANewsLetter第40号発刊

● 阿蘇山の活動が活発な状態が続いています: 10月に入り、阿蘇山の活動度が高い状態が続いています。特に火山ガスの放出量は極めて高いレベルを保っており、現在の警戒レベルは2の「火口周辺規制」ですが、今後3の「入山規制」に引き上げられるかもしれません。 ● 箱根ロープウェイの運行再開 :10月7日に箱根山の警戒レベルが1(活火山であることに留意:通常の状態)に引き下げられました。運休となっていた箱根ロープウェイの早雲山ー姥子駅間の運行が26日から再開されました。 ● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 今週は9月16日のニュースレターに引き続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震を対象とした解析です。 今回は10月24日時点のLタイプおよびMタイプの2つの地下天気図®をお示しします。また北海道からサハリンにかけての異常について、解説を行ないました。
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10月21日にまぐまぐでDuMANewsLetter第39号発刊

● 熊本地震の遺構52カ所を整備:熊本県は2016年4月の熊本地震を後世に伝える「震災ミュージアム」の基本計画案を発表しました。これは地表に現れた断層などの熊本県内52カ所を震災遺構として整備し、見学者が広域的に巡回できる「回廊形式」になるそうです。そのうちの一つには、DuMA/CSOも所属する東海大学の阿蘇キャンパス(南阿蘇村)が含まれる事となりました。この震災ミュージアムには、甚大な被害の出た益城町の断層や、西原村の曲がった道路の柵なども含まれるとの事です。 熊本地震は大きな被害を出してしまいましたが、このような形で、後世に正しく地震災害の記憶を伝えていくのは価値がある事と考えます。 ● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 9月9日のニュースレターに引き続き、中部地方ら中国・四国地方にかけての地下天気図をお示しします。近畿地方に非常に顕著な地震活動静穏化の異常が出現し、その異常が最大になった時に昨年の大阪北部地震(2018年6月18日)が発生しました。これはそれまでの多くの地下天気図の異常とは異なり、異常が解消してから地震が発生したのではなく、静穏化が進んだ段階(静穏化の途中)で発生した地震でした。
今週号では、地下天気図の時間変化のグラフであるRTM変化曲線も掲載いたしました。 ▶︎DuMAnews20191021ダウンロードはこちら

10月14日にまぐまぐでDuMANewsLetter第38号発刊

● 台風19号 : まず台風19号で直接・間接の被害を受けられた方に慎んでお見舞いを申し上げます。12日の本州は台風19号に翻弄されました。史上最大級と言われていましたが、規模やコースの割に、過去の伊勢湾台風や狩野川台風に比べ、なんとか人的被害は少なく抑えられたと言えるのではないでしょうか。これは過去50年間の堤防などのハードウエアの整備による所が大きかったと推察されます。 ● 複合災害 : 12日18時22分、関東地方で震度4を観測する地震が発生しました。震源地は房総半島沖で台風15号で大きな被害を受けた南房総で震度4となる地震でした。今回は幸いこの地震による被害は報告されていませんが。雨で地盤が緩んでいるときに、さらに地震で大きく揺すられると当然の事ながら、土砂崩れのような災害を引き起こすきっかけとなります。今後は常にこのような地震と台風、地震と集中豪雨というような複合災害についても考えておくべきだと強く思います。 ● 日本列島陸域の地下天気図® : 9月2日のニュースレターに続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は10月10日時点のLタイプとMタイプの2種類の地下天気図®をお示しします。 ▶︎DuMAnews20191014ダウンロードはこちら

10月7日にまぐまぐでDuMANewsLetter第37号発刊

● 2019年9月の地震活動概観: 9月には日本およびその周辺海域でマグニチュード5を超える地震は4個発生しました。7月、8月が9個、6月が6個であった事を考えますと、9月はかなり地震活動が低調であったと判断してよいと思います。ちなみにマグニチュード5以上の地震はすべて太平洋プレート沿いの沈み込み帯で発生しました。 ● 10月に発生した被害地震(安政江戸地震): 安政二年(1855年)の10月2日夜、江戸で直下型大地震が発生しました。この地震は最大の被害域が江戸市中の中心部にあったことから、内陸の直下地震であると考えられています。現在想定されている首都直下型地震の断層モデルのうちで、最大の被害が発生すると思われているのがこの地震です。震源は被害の中心から推定して、東京湾北部から江東区付近、規模はマグニチュード7程度、震度は6弱から6強と考えられています。この地震でも関東地方の広い地域で液状化の被害が発生しました。液状化は対策をしない限り、繰り返し同じ場所で発生する事を知っておく必要があります。 ● 東北地方海域の地下天気図® : 8月26日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震に特化した解析です。 ▶︎DuMAnews20191007ダウンロードはこちら

9月23日にまぐまぐでDuMANewsLetter第36号発刊

● 台湾中部大地震から20年 : 1999年9月21日、台湾中部を震源とする大地震が台湾で発生しました。この地震はその後、発生日から921大地震(あるいは震源地の地名から集集大地震)と呼ばれるようになりました。マグニチュードは7.6で、内陸で発生する地震としては最大規模と言えるものでした。この地震では、死者・行方不明が2,444名という大きな人的被害のほか、電子部品等の生産ラインに大きな被害が発生し、パソコン関係系の部品供給が世界的に滞るという事態が発生しました。特にメインボードやDRAMなどの主要部品の値上がり等が発生しました。  今週号ではこの地震を記念して開設された「921地震教育園」を紹介しています。

● 首都圏の地下天気図® : 8月15日のニュースレターに引き続き、9月20日時点の首都圏に特化した地下天気図®です。首都圏は直下にフィリピン海プレート、その下に太平洋プレートが存在し、非常に深い所まで地震が発生しているという特徴があります。今回は深さ20kmと60kmで計算してみました。

● 来週9月30日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。 ▶︎DuMAnews20190923ダウンロードはこちら

9月16日にまぐまぐでDuMANewsLetter第35号発刊

● 将来の地震発生可能性を評価する手法について : これまで、日本の地震学界は、地震発生予測について研究者サイドからは積極的に情報発信をしてきませんでした。例えば、ある程度大きな地震が発生したとき、その地震が本震(つまりこれで活動は終わり)なのか、その後さらに大きな地震(つまり最初の地震は前震であった、熊本地震が代表例)が発生するのかは、地震学的にはある程度根拠をもって言えたのですが、そのような発表を行う事は、学者としていかがなものかという風潮すらあったのです。 今回、DuMA・CSOも著者の一人として参加した研究成果について、9月6日に熊本県庁で、主著者の静岡県立大学の楠城一嘉特任准教授が記者会見を行ないました。すぐに地震予知につながるというものではありませんが、科学的根拠をもって、どの地域が将来の震源域になりうるかを示したものとなっています。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 今週は8月12日のニュースレターに引き続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震を対象とした解析です。今週は9月13日時点のMタイプとLタイプの地下天気図®をお示ししています。 ▶︎DuMAnews20190916ダウンロードはこちら

9月9日にまぐまぐでDuMANewsLetter第34号発刊

● 昨年の北海道のブラックアウトについて:  防災の日に合わせて、NHKで昨年の北海道胆振東部地震で発生したブラックアウトについての番組が放映されました(NHKスペシャル)。昨年9月6日に北海道胆振地方を震源とする胆振東部地震が発生しました。この地震では震源地近くに位置していた苫東厚真発電所にトラブルが発生し、発電所が停止しました。これをきっかけに、北海道内のほぼ全域で停電が発生しました。このような管内のほぼ全域で電力が失われる「ブラックアウト」が起きるのは日本で初めての事でした。 ● 焼岳で空震が頻発しています : 長野県と岐阜県にまたがる焼岳で、空気の振動を伴う火山性地震があいついで発生しています。焼岳では7月27日以降、同様の火山性地震がたびたび観測されており、我々も注視し、これまでにも何度かニュースレターで取り上げました。 今のところ地殻変動の観測データや、噴気活動には特段の異常は観測されていませんが、御岳や浅間山でみられた水蒸気噴火はいつ起きてもおかしくない状況です。 ● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 今週は8月5日のニュースレターに引き続き中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図®です。今週は9月6日時点のMタイプとLタイプの地下天気図®をお示しします。 ▶︎DuMAnews20190909ダウンロードはこちら

9月2日にまぐまぐでDuMANewsLetter第33号発刊

● 2019年8月の地震活動概観 : 8月には日本およびその周辺海域でマグニチュード5を超える地震は7月と同じく9個発生しました。目立った地震としては、8月4日に宮城・福島県沖で発生したマグニチュード6.4の地震と、8月29日に青森県東方沖で発生したマグニチュード6.1の地震でした。 4日の宮城・福島県沖で発生した地震は明らかに東日本大震災の余震ですが、29日の地震は東日本大震災では破壊しなかった地域で発生しており、地震学で言う厳密な意味での余震ではありませんでした。 ● 日本列島陸域の地下天気図® : 今週は7月22日のニュースレターに引き続き、8月30日時点の日本列島の主に陸域の地震を対象とした地下天気図®をお示しします。
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8月26日にまぐまぐでDuMANewsLetter第32号発刊

● 9月1日は「防災の日」です: 防災の日は、1923年の関東大震災にちなんで、1960年に制定されたものです。現在は防災の日を含む1週間を防災啓発週間として、色々な催し物が行われるようになっています。 ただ、最近の日本赤十字社のアンケート調査では、20代の約半数が“防災の日”を知らないという結果が出ており、さらに年代が下がるにつれ、防災の日の意識が薄れている事がわかったと報告されています。 ● 夏の震災について : 今週は夏の震災について少し考えてみたいと思います。7月から9月にかけては、梅雨前線の停滞や台風の襲来で、特に西日本は風水害に見舞われることが多くあります。 暴風雨の中での避難は容易ではありません。地震と台風が重なる事も考える必要があるのです。 また、近年は気候温暖化に伴う猛暑という要素が新たに加わったと考えるべきです。 ● 上高地・焼岳の活動活発化 : 8月12日のニュースレターでも少し触れましたが、上高地に近い焼岳で7月27日以降、空振を伴う火山性地震が立て続けに発生しています。8月21日にも同様の地震が発生しました。夏山シーズンは終わりますが、これから秋の行楽シーズンに入ります。上高地やその周辺の山にいらっしゃる場合には、気象情報だけでなく火山情報にも注意をお願いします。 ● 東北地方海域の地下天気図® : 今週は7月15日のニュースレターに引き続き、8月22日時点の東北地方海域のM7クラスの地震を対象とした地下天気図®をお示しします。

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8月19日にまぐまぐでDuMANewsLetter第31号発刊

● 首都圏の地震活動について : 首都圏ではいわゆる「首都直下地震」というものの発生が予想されています。これは特定の震源(断層)で発生する地震ではなく、東京を中心とする首都圏で発生するマグニチュード7クラスの直下型地震を意味しています。現在内閣府では19の断層・震源域の地震を総括して「首都直下地震」と呼んでいます。 ● 首都圏の地震活動 : 今週は関東地方の地震がどのような深さで発生しているかについて考えてみました。特に断面図から首都圏では 、深い所まで地震が多数発生している事がわかります。首都圏は世界でも有数の複雑な地下構造となっており、地震学的にみて、極めて特異な場所に日本の首都は位置しているのです。 ● 首都圏の地下天気図® : 今週は7月8日のニュースレターに引き続き、8月15日時点の首都圏に特化した地下天気図®をお示しします。今回は深さ20 km、60 km、100 kmという3つの深さで計算してみました。 ▶︎DuMAnews20190819ダウンロードはこちら

8月12日にまぐまぐでDuMANewsLetter第30号

● 浅間山が小噴火しました : 8月7日22時8分ごろ、群馬・長野県境の浅間山で小規模な噴火が発生しました。この噴火では、予兆がほとんどなかった事が気象庁からも発表されました。これは「水蒸気噴火」と呼ばれる、地下深くからマグマが上昇して噴火したものではなく、かなり浅い所にある地下水がマグマに間接的に熱せられ、地下水が沸騰する事によって起こる噴火であったためです。 今回の浅間山の噴火の規模は、火山爆発指数(Volcanic Explosively Index, VEI)と呼ばれる噴火(爆発)の規模を表す指数では、1と推定されます。VEIは噴火の規模を噴出物の量で規定したもので、VEIが1大きくなると噴出物の量が10倍となる指数です。VEIは0から8まで定義されています。中部山岳地域全体で少し火山活動が活発になっている可能性があります。皆様も火山地域への行楽の際には、ぜひ火山情報にも注意を払って頂きたいと思います。 ● 日本およびその周辺の広域地下天気図(R) : 今週は7月1日のニュースレターに引き続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震を対象とした解析です。
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8月5日にまぐまぐでDuMANewsLetter第29号発刊