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ニ ュ ー ス レ タ ー バ ッ ク ナ ン バー

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バックナンバーニュースレター2014

◆ 2014年

日本列島全域の地下天気図®です。主に海域に重点を置いた解析です。

現状では  1)九州南方(異常が消えた)  2)秋田県沖(異常継続中)の2箇所に注目しています。

また東海沖は異常領域がまだ小さく、もう少し様子見かと考えています。

11月22日に発生した「長野県神城断層地震」に関する続報です。危惧された22日の地震が糸魚川ー静岡構造線のさらなる大地震の前震である可能性は現時点では極めて低くなりました。ただ神城断層にも割れ残りがありますし、その南にも断層群が控えています。 DuMAとしては継続的に監視していきたいと思います。

11月22日、長野県北部でマグニチュード6.7の地震が発生しました。  まず雪国の家は1)積雪に耐えるためにもともと丈夫、2)寒さをしのぐために窓が小さい、というように、地震に対して相対的に強い構造をし ている事が被害が最低限で済んだ大きな理由と推察されます。それに共助でしょうか。        また29日のNHKのニュース等で今回の地震により神城断層の南側の歪がさらに増大したという計算結果を東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授が発表しています。余震の解析からは、すぐにさらに大きな地震が発生するようには見えませんが、今後注意深く監視をしていく必要があると思います。

政局は風雲急を告げていますが、地震活動は小康状態のようです。現時点では日本列島に顕著な異常は出ていないと考えています。

東海地方沖で少し静穏化がみられますが、これは深刻なものではないと考えています。

今後1年ー1年半ほどの間にM6を超える地震発生の可能性のある房総沖(と茨城沖)に焦点を絞って解析してみました。現時点では顕著な異常は出ていない事がわかりました。

御嶽は大きな被害となってしまいました.

今回は陸域に関する新しい解析です.地下天気図®がはたして火山噴火にも有効かはこれから検証していきたいと考えております.

御嶽噴火に関する解説情報です.大きな被害となってしまいましたが,現在休火山という文類はありません.今回も名古屋大学は気象庁より相当早く異変に気が付いていました.公的 に警報等を出せるのは気象庁だけでしょうが,各火山の観光ホームページに各大学が観測しているデータのリアルタイムモニター等がみえるようにする のは今でもできる事です.

 また,噴火のある/なしにかかわらず,たとえば登山者(携帯電話の特定の火山周辺の基地局をつかって),火山性微動が急増したなどという情報を 流す事は技術的には困難ではありません.今後活動が予想される火山では,登山者や一般への周知のためにもっとITを活用すべきでしょうね.

東北沖での地震活動はまだまだ活発ですが,少なくとも首都圏西部,中部,関西地方での地震活動は小康状態を迎えているようです.ただ,いつも気を抜かず,「もし,今,大地震に遭遇したら」という事を頭の片隅に常に意識して頂ければと思います.

今回は日本列島全体の広域地下天気図®です。

大きな異常は現れていないと判断しています。

今回の情報はロシアのM8アルゴリズムに関する情報です。少し「良い」情報と言えるかもしれません。しかしこれは安全宣言ではありません。DuMA では今後も多角的な情報を発信していきたいと考えています。

今年の台風は本当にすごいですね。これが今後は”平年”となるのかもしれません。

今回のDuMAニュースレターは解説情報です。地震活動と台風との関係や地震学でよく使われる図についても掲載してあります。

今回はおなじみの東海・中部・近畿地方の地下天気図®です。

東北日本では7月11日早朝に津波注意報を伴なう地震が福島沖で発生し,首都圏では久しぶりの緊急地震速報で目を覚まされた方も多かったのではないかと推察いたします.

 今回の地震は311の余震です.速報ではM6.8となっていましたが,現時点ではM7.0と修正されているようです.しかしM7では それほど大きな津波には原理的になりません.逆に速報値でM7.5を超えた場合には無条件で要注意です.

 この7月11日の地震はアウターライズの地震ではなく,通常の余震なのですが,とにかく311があまりにも巨大であったため,通常福島沖で発生する地震が逆断層型であるのに対し,正断層型であったようです.つまり311であまりにも大きくプレートがずれて(伸びて)しまったので,それを調整するようなメカニズムを持つ地震でした.今後も余震活動は10年単位で続きます.

 今回お届けする情報は,特異な首都圏の地震活動を解析するための新たな手法について解説しました.

通常の静穏化はもっと単純なパターンで推移する事が多いのですが,近畿地方は,静穏化,活発化を短時間で繰り返しているように見え,判断が難しい状況です。

  米国地質調査所の報告によりますと,24日の早朝にアリューシャン列島でM8クラスの地震が発生したようです。現時点で大津波は無いと判断されていますが,その根拠は震源の深さが100km以上と深いためです。大津波を引き起こすには海底面まで断層(地殻変動)が現れ,海水を押し上げる必要がありま

す。しかしながら震源自体が深いため、その可能性は小さいとの判断によるものです。

  大津波を伴なうほとんどの被害地震は深さ20~30kmという深さまでで発生しています。地震学者は深さ100kmで 発生する地震は深発地震と呼び,通常の地震と区別しています。

今回は首都圏の地震活動の解説情報です.まだまだ非常に高い地震活動が続いています.この事が「4年以内に首都圏直下型地震の発生確率は 70%」という東大地震研の発表につながりま。

日本全体の地下天気図®(長期的なゆらぎ)です。

首都圏でM5弱,岐阜県で群発地震:5月5日早朝,首都圏の住人は突然の揺れで起こされた方も多かったのではないでしょうか.今回のニュースレターは東京で3年ぶりに震度5弱を記録した地震と岐阜県・長野県境での群発地震の解説情報です.

東海地方の解析(京都および名古屋):ここ1ヶ月ほど、研究者向けの緊急地震速報が発令されるケースが多いようです。ただ、地震発生数そのものには大きな変化がなく、陸域での地 震が増えているのかもしれません。いずれにせよまだまだ東日本大震災の影響は大きく、地震活動の評価は難しい状況が続いています。

 今回の情報では京都および名古屋に着目して解析を行ないましたが、現状では、重大な懸念は無いと考えております。京都はまた少し先送りされ たようです。

最新・関東地方の地下天気図®および津波の基礎知識:今回のニュースレターで触れた東海地方の静穏化ですが,この解析は首都圏に最適化した解析で,かつ異常も短期的という事もあり,極めて深刻という事はありません。静岡県で震度5弱程度になる地震が発生する可能性はありますが,地震が発生しても津波は発生しません。

最新 北海道東方沖の異常ほか

3月14日に震度5強を記録した伊予灘の地震は通常の解析では異常は検出されませんでした。地下天気図®の解析パラメータの距離依存性を通常の1/4とする(つまりより狭い範囲での細かな変動を抽出)と異常が検出されます。

 現在の日本では,この程度の規模の地震では,ほとんど被害が出ません.これは世界に誇れる事と考えています。

 現状では青森沖,北海道沖で顕著な地震活動の静穏化が起きていたことが判明し,この地域に注目しています。

東海・近畿・中国・四国地方の地下天気図®

日本列島全体の地下天気図®

房総沖のゆっくり地震について(続報):関東地方の複雑な地質(テクトニクス)を反映した新たな解析アルゴリズムの 開発の目途がつきました。なんとか関東地方の解析精度を上げたいと思います。

房総沖のスロー地震について:今回は解説情報です。311の影響が房総沖まで及んできたとも考えられます。

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