7月4日 DuMA・NewsLetter第25号が発刊されました。


 

7月4日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第25号が発刊されました2022年6月の地震活動概観 : 6月は日本およびその周辺海域でマグニチュード5以上の地震が14個発生しました。本州では、群発的な地震活動が続いていた能登半島先端部で、6月19日に震度6弱の地震が発生し話題となりました。やはり“6”という数値が大きな報道のモチベーションとなったようです。地震の規模はマグニチュード5.4と中規模の地震であったのですが、陸域の浅い場所で発生したため、大きな震度が観測されたのです。

能登半島群発地震の意味するもの : 能登半島では、ここ数年隆起が確認されており、京都大学の西村卓也博士は、GPS地殻変動観測から、震源周辺の地下10-15キロの地殻が膨らんでいる事を突き止めており、マントル深くから上昇してきた”水”が原因ではないかと考えています。 それでは、何故地下深くから”水”が上昇してきたのでしょうか。今週は日本海側における火山活動を紹介し、能登半島の群発地震の意味について新しい考え方を紹介しました。

日本列島陸域の地下天気図® : 5月23日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は7月1日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。 現時点ではLタイプもMタイプもほぼ同様な異常を示しています。ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。

 

6月27日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第24号が発刊されました能登半島で震度6弱 : 6月19日、能登半島・珠洲で震度6弱を観測する地震が発生しました。さらに20日にも震度5強を観測する地震が発生しています。能登半島の地震活動活性化はDuMAでも何度もお伝えしてきましたが、まだ活動は続きますし、さらに大きな地震が発生する可能性が残されています。

 能登半島近傍では、1993年に能登半島沖地震(M=6.6)、2007年に能登半島地震(M=6.9)が発生しています。今回の群発地震は1993年の能登半島沖地震の余震域のすぐ西側で発生しているようです。問題は2007年の能登半島地震と今回の群発地震活動の間に、まだ地震が発生していない領域が存在している事です。

アフガニスタンで被害地震発生 : 米国地質調査所(USGS)によりますと、アフガニスタンの東部で22日午前1時24分(日本時間午前5時54分)ごろ、強い地震が発生しました。国営通信によれは1千人以上が死亡し、1,500人以上が負傷したと伝えています。うち千人以上が重体との報道も存在します。現地は医療設備が不十分で、犠牲者数はさらに増える恐れが高いとの事です。

 被災した地域は、アドベ(Adobe)という日干しレンガを積み上げた家屋が多く、今も多くの人が倒壊した家屋の下に閉じ込められているとみられています。これらの住宅の多くは鉄筋などで補強されておらず、耐震性が低いことから震度5強レベルの揺れでも大きく崩れて、人的な被害が発生してしまいます。

東北地方海域の地下天気図® : 5月16日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。

 今週号は6月24日時点のLタイプおよびMタイプ地下天気図®をお示しします。

DuMAダッシュボードを更新いたしました。

 

6月20日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第23号が発刊されました南海トラフ巨大地震の30年発生確率に関する記事 : 週間AERAに「南海トラフ」確率は80%か10%未満か? 懸念すべき東西の連動と津波到達速度」という記事が掲載され、それをネットでも一部無料で読む事ができます。 この記事の趣旨の一つは、現在内閣府が公表している今後南海トラフ沿いの巨大地震が発生する可能性の数値について、実は学者の間で色々な議論があるという事を紹介する事だと思います。

 ぜひウエブにアクセスしてみて下さい。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 5月9日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今週は6月17日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 また今週号でも先週に引き続き、深さ別の地下天気図®というものについて解説を行っています。

 

6月13日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第22号が発刊されました宮城県沖地震から44年 : 今から44年前の1978年6月12日、宮城県沖でマグニチュード7.4の地震が発生しました。この地震は近代化した日本で初の都市型災害をもたらした地震とも言えるものでした。死者は28人、ケガ人は1300人あまり、そして建物の全半壊は約7,000棟にのぼりました。 この地震で特徴的だったのは、死者28人のうち18人がブロック塀や門柱等の倒壊に巻きこまれて犠牲になった事でした。

 この地震は日本の建築業界に大きな変革をもたらしました。それまでの耐震基準は震度5の揺れで建築物が倒壊・崩壊しないことが基準とされていました。しかし宮城県沖地震を契機に改正された1981年(昭和56年)6月からの新耐震基準では、「震度6から7に達する程度の大地震でも倒壊は免れる」という耐震基準となったのです。

2022年5月の地震活動概観 : 5月は日本列島およびその範囲でマグニチュード5以上の地震が20個発生しました。特に関東地方南東沖でまとまった活動がありました。さらにマグニチュード5以上の地震は発生していませんが、能登半島先端部では群発地震と言える活動が継続しています。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 5月2日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この領域は東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。今週は6月10日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

6月6日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第21号が発刊されました首都直下地震の被害想定の見直し : 東京都は5月25日に、首都直下地震の被害想定見直しを10年ぶりに行い公表しました。この想定は、内閣府が公表している想定とは別のものですが、東京都の評価委員会のメンバーは内閣府の評価委員会メンバーと重複しておりますので、基本的には想定している震源域は同じと言ってよいかと思います。。 最も大きな被害が予想されたのは「都心南部直下地震(M7.3)」が発生した場合で、震度6強以上の揺れに見舞われる範囲は東京23区の約6割に広がり、建物被害は約19万棟、死者は約6,000人に及ぶと試算されました。 これまでと最も大きな違いとして、エレベータ停止の予測が約7,000台から約22,000台と3倍に大きくなっています。これはタワーマンションの増加など、社会インフラの変化が影響しているものと推察されます。

首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析で、6月3日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。 今週は、首都圏の地下天気図®を計算する深さを20km(通常の内陸地震)と60km(プレート沈み込みに関係する地震)の2つについて計算してみました。

 

5月23日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第20号が発刊されました日向灘でもマグニチュード8クラスの地震発生の可能性が指摘されました : 宮崎県沖を中心とする日向灘では、従来は最大でもマグニチュード7.6程度の地震の発生が予想されていました。5月18日、京都大学を中心とする研究グループは津波堆積物の調査から、さらに大規模な地震発生の可能性が存在する事を指摘しました。  東日本大震災の教訓から、「想定外」を避けるためにも、このM8クラスの予測は、まだ完全に結論が出た研究ではないのですが、可能性が存在するものは、積極的に公開していこうという国の方針が変化していると思われます。

日本列島陸域の地下天気図® : 今週号では4月18日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は5月19日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

現時点ではLタイプもMタイプもほぼ同様な異常を示しています。ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。 前回の4月18日のニュースレターと、一部傾向が大きく変わっている地域のある事がわかりました。 来週5月30日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

 

5月16日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第19号が発刊されました2022年4月の地震活動概観 : 4月は関東地方ならびに東北地方で少し地震活動が活発と言える状況でした。 東北沖の2つの地震は3月16日に発生したマグニチュード7.4の地震の余震です。

それ以外では、沖縄本島北西沖でも先月からの地震活動が続いているという状況です。

東北地方海域の地下天気図® : 今週は4月11日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(M6.5以上)の地震を対象とした解析です。

 今週号では5月12日時点のLタイプおよびMタイプ地下天気図®をお示しします。

DuMAダッシュボードを更新いたしました。

 

5月9日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第18号が発刊されました京都府南部・中部におけるまとまった地震活動について:DuMAでは3月14日のニュースレターで、兵庫県中部で極めて珍しい地震が発生したという事をお伝えしましたが、今度は京都府中部から南部で、群発地震とも言えるかなり活発な地震活動が開始しています。 具体的には3月31日に京都府南部でマグニチュード4.4の地震が発生し、京都府亀岡市で震度4を観測しました。 その後も4月25日に震度3,4月30日に震度3,5月2日に震度4と中規模地震が立て続けに発生しています。 この付近には、政府・地震調査研究推進本部によると、三峠(みとけ)・京都西山断層帯というものが存在する事が明らかとなっており、そのすぐ近傍には有馬ー高槻断層帯も存在しています。

日本およびその周辺の広域地下天気図®: 4月4日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今週号では5月6日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。この解析でも京都を中心とした近畿地方の地震活動活性化が確認できます。

 

5月2日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第17号が発刊されました鹿児島湾(錦江湾)の巨大マグマだまりの報道 : 4月29日、鹿児島湾内・姶良カルデラのマグマ蓄積量に関する京都大学の研究成果が南日本新聞に掲載されました 鹿児島県の桜島が活発な噴火を継続しているという事はよくご存知かと思いますが、実は桜島よりも巨大な火山が鹿児島市に隣接する錦江湾(鹿児島湾)に存在しています。この錦江湾の北部、現在は鹿児島市と合併した旧桜島町、鹿児島市、姶良市、霧島市、垂水市に囲まれた部分そのものが巨大火口なのです。ここが姶良カルデラです。 南日本新聞社の記事では、すでに桜島には大正噴火クラスを引き起こす準備が出来ていると報告されています。そして錦江湾北部の姶良カルデラのマグマだまりには、推定10~18立方キロメートルのマグマが存在している事が観測されたそうです。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 3月28日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この領域は東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。

今週号では4月28日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。8

 

4月25日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第16号が発刊されました先月発生した北硫黄島周辺での火山活動について : 昨年8月、南硫黄島のすぐ北側の海底火山・福徳岡ノ場が大噴火し、主に沖縄や鹿児島に軽石漂着騒ぎが発生した事はまだ記憶に新しい事かと存じます。

先月3月27日には、やはり北硫黄島近くで噴火が確認されました。当初、海底火山である「噴火浅根」の噴火と考えられていました。この噴火で高度5,500mに達する噴煙が確認されましたが、どうも実際の噴火は噴火浅根から約5km離れた北硫黄島が噴火していたようです。 北硫黄島は日本の活火山リストには含まれていません。つまりこれまで活火山ではないと考えられていた”島”が噴火したのです。

今週号では、海底火山について、少し雑学的知識を述べさせて頂きました。

日本列島陸域の地下天気図® : 今週は3月21日のニュースレターに引き続き、首都圏に特化した地下天気図®解析です。今週号では®月21日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

4月18日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第15号が発刊されました4月16日で熊本地震の本震から6年となりました : 2016年4月16日、熊本地震の本震(M=7.3)が発生しています。現在でも仮設住宅で暮らす方が95名いらっしゃるとの事です。一連の熊本地震を引き起こした活断層の周辺では、地震の回数は年々減少傾向にあるものの、今でも地震前に比べると多い状態となっています。 気象庁では熊本県では引き続き強い揺れへの備えを進めるよう呼びかけています。

日本列島陸域の地下天気図® : 3月14日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。 今週は4月15日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。現時点ではMタイプもLタイプもほぼ同様な異常を示しています。

今週号ではダッシュボードを更新いたしました。

 

4月11日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第14号が発刊されましたNHKニュースより [地震多い?各地で震度4 巨大地震リスク 最新見解は] :4月8日にNHKが「最近震度4を観測する地震が多いのでは」という事に対して気象庁や専門家の見解を取材し、ニュースとして放映しています。 このような話題がネットで取り上げられますと、「そんな事は無い」と否定される事が多いのですが、今回は若干ニュアンスが異なった報道となっています。

 記事にもありますが、東北地方では、3月16日に福島沖でマグニチュード7.4の地震が発生し、現時点でも東北新幹線に一部不通区間が残っています。実はこの地震のほぼ1年前の2021年2月13日にほぼ同一地点でマグニチュード7.3の地震が発生しており、これ以降、福島県沖・宮城県沖では地震活動が活発化しています。 またニュースでは能登半島における地震活動の活発化についても取り上げています。ここでは地震学的には極めて重要な“事件”が進行している事は間違いありません。

東北地方海域の地下天気図® : 3月7日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。

 今週号では4月8日時点のLタイプおよびMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

4月4日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第13号が発刊されました2022年3月の地震活動概観 : 3月はここ最近ではかなり地震活動が活発な一ヶ月でした。3月16日には福島沖でマグニチュード7.4の地震が発生し、東北新幹線等に大きな被害が生じました。またこの地震の約2分前にもマグニチュード6.1の地震が発生していました。 このM6.1の地震で緊急地震速報が発令され、さらにJR東日本は地震計を独自に設置しており、そこで大きな揺れを観測すると、自動的に架線に送電を停止するシステムが稼働しています。 今回の地震では、マグニチュード7.4の地震が発生した時には新幹線は停止ないしほぼ停止状態であった事がわかっています。2分前の地震で緊急制動を開始出来た事が新幹線を救ったのかもしれません。

新刊書紹介 : 成山堂書店より楠城一嘉編著『地震と火山と防災のはなし』が3月28日に出版されました。DuMA/CSOの長尾も分担執筆者として参加しています。

https://www.seizando.co.jp/book/10541/

 本書はオールカラーで出版されており、特に第6章は「台所にあるモノが家族の危機を救う」という、いわゆる理学系の防災出版物に無い内容が記載されています。ぜひご一読頂ければ幸いです。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 2月28日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今週は3月31日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。九州の南の海域の地震活動静穏化はMタイプ地下天気図®でも同様に確認できるものです。

 

3月28日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第12号が発刊されました九州・日向灘沖から沖縄にかけての地域でM8クラスの発生可能性が公表 : 3月25日、政府・地震調査委員会から、「日向灘及び南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価」が公表されました。いわゆる国が実施している地震の長期予測(30年確率)というものです。この地域では平成16年(2004年)に前回の評価が行われましたので、実に18年ぶりの改定という事になります。 前回の評価との最も大きな違いは、南海トラフ巨大地震の想定震源域に隣接する日向灘や南西諸島でも新たにマグニチュード8クラスの地震発生の可能性が存在する事を指摘したことです。 南西諸島では1771年に石垣島付近で非常に大きな津波を伴った地震(八重山地震)が発生しており、8,000名以上の方が亡くなっています。そしてこの地震の津波により、石垣島では、巨大な「津波石」というものが陸上に残されているのです。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 2月21日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。 この領域は東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用 いています。今週号では3月24日時点の M タイプ地下天気図®をお示しします。紀伊水道で地震活動が活発化して いるのが特徴です。

 

3月21日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第11号が発刊されました東北地方太平洋沖で被害地震が続発 : 3月16日深夜、福島沖でマグニチュード7.4の地震が発生し、福島県と宮城県の一部で震度6強を観測しました。また津波注意報も福島県・宮城県を中心とした地域に発令されました。  幸い、地震発生の深さが約60kmと深く、津波の発生に必要な海底面の変動が小さかったため、一部の検潮所で30cmほどの津波が観測されましたが、大事には至りませんでした。この地震では東北新幹線に大きな被害が出たほか、死者も20日朝の時点で3人が確認されています。

さらに3月18日深夜、岩手県のすぐ沖合でマグニチュード5.6の地震が発生し、震度5強を観測しました。 今週号では、今後の推移予測を含めて報告させて頂きます。

首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析です。今週は3月18日時点のLタイプとMタイプのアルゴリズムの異なる2種類の地下天気図®をお示しします。

 現在、首都圏、特に茨城県から千葉県にかけては、地震活動が極めて評価しずらい状況になっています。

 

3月19日 DuMA・NewsLetter号外(続報

2022年3月18日深夜に岩手沖で発生した地震について :3月18日、23時25分、岩手県沿岸でマグニチュード5.6(速報値の5.5から改定されました)の地震が発生し、最大震度5強を観測しました。 この地震と16日の地震は距離も260kmほど離れており、直接の関係はありません。ただしいずれの地震も東日本大震災の影響を受けた、広い意味での余震と考えられます。

 岩手県沖では、3月7日のニュースレターで述べてありますが、広い地震活動静穏化領域が発生していました。今回の地震はこの地下天気図®静穏化異常の出現(左図)に対応する地震の一つだと考えられます。(静穏化異常の地域での発生) 






今後の推移で推測されることは。。。

 (1) 岩手、青森沖の静穏化の広がりに比較して、マグニチュード5.6はかなり小さいので、

   今後3月16日に福島沖で発生したようなマグニチュード7クラスの地震が起る可能性が存在します。

 (2) 日本海溝の東側のアウターライズ地域(図の赤い) でも顕著な地震活動静穏化の異常が継続しており、    ここでもマグニチュード7クラスの津波を発生させる地震が起る可能性が存在します。


 東日本大震災により、東北地方の地震活動が大きく変化してしまい、地下天気図®解析で用いているRTL/RTMのアルゴリズムがうまく働かない状況でしたが、ここ1年ほどは地震活動もかなり定常的になり、現在はうまくアルゴリズムが働くようになったと考えています。 アウターライズ/アウターライズ地域/アウターライズの地震*):については、『3.11後のまだそこにあるリスク ~ 3.11後の余震活動/アウターライズ地震』~ 2) アウターライズにおける津波地震の発生 を 参照

 

3月17日 DuMA・NewsLetter号外 2022年3月16日深夜に東北沖で発生した地震について :3月16日、23時36分、宮城県・福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、複数の場所で震度6強を観測しました。ただ地震が発生した深さが60kmほどと比較的深いため、津波はそれほど心配する必要はありません。

DuMAでは3月7日のニュースレターで、東北地方太平洋沖で地震活動静穏化が顕著になっている事から、以下のようにコメントさせて頂きました。

アウターライズ地震だけでなく、茨城県から福島県沖および岩手県から青森県沖にもかなり明瞭な地震活動静穏化領域が出現している事がわかりました。

茨城県、福島県、岩手県、青森県の沿岸地域でも今後、被害地震が発生する可能性が出てきたのかもしれません。 3月7日のニュースレターでお示ししたLタイプ地下天気図®は右図のものでした→。これに23時36分の地震の震源を書き込んでみました。 実はDuMAでは、一昨年(2020年9月頃)から、右の図でで示したアウターライズ地域 *)での地震を危惧していました。アウターライズの地震は陸域では震源までの距離が離れている事から、揺れが小さくても大きな津波が発生する可能性があるのです。 



 また、3月7日のニュースレターでは、あえてお示ししなかったのですが、実はMタイプ地下天気図®(左図)では、アウターライズ *)から岩手県沖・青森県沖に極めて顕著な地震活動静穏化領域が広がっており、今後さらなる大地震が発生する可能性が残っていると考えています。 3月3日時点のMタイプ地下天気図®(左図)

アウターライズ *)から、岩手・青森沖に顕著な地震活動静穏化領域が広がっている


アウターライズ/アウターライズ地域/アウターライズの地震*):については、『3.11後のまだそこにあるリスク ~ 3.11後の余震活動/アウターライズ地震』~ 2) アウターライズにおける津波地震の発生 を 参照





 

3月14日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第10号が発刊されました忘れられたもう一つの震災 : 2011年3月12日、東日本大震災の翌日、長野県北部地震(マグニチュード6.7、最大震度6強、別名:栄村大震災)が発生しました。この地震は地震学的には東日本大震災に誘発された地震です。さらに東日本大震災に誘発された地震としては3月15日にマグニチュード6.4を記録した静岡県東部地震(富士宮市で最大震度6強を観測)も発生しています。ちなみにこの地震は富士山の噴火につながるのではないかと危惧された地震でした。長野県北部地震では、死者3人、負傷者46人が発生したほか、住宅の全壊・半壊が397件発生しました。そして積雪のため、被害状況の確認が非常に困難な地震でもありました。

兵庫県で極めて珍しい地震が発生 : 3月11日、兵庫県中部で極めて珍しい地震が発生しました。規模はマグニチュード4.1とそれほどでもないのですが、発生した場所が、過去40年間では一度も地震が発生していない場所だったのです。

日本列島陸域の地下天気図® : 2月7日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は3月11日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。 前回からの一番の変化は北海道西方沖で継続していた地震活動静穏化の異常がほぼ解消したように見える事です。

 

3月7日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第9号が発刊されました

東日本大震災から11年 : 3月11日で東日本大震災から満11年となります。この震災は、最終的に津波災害という側面と、原発災害という側面を持つ事になりました。

 原発事故の最大の問題は、時間しか解決できない(時の経過を待つしかない)という事です。現在、核燃料の最終処分地の選定を政府はなんとか行おうとしていますが、日本列島の主要部には残念ながら、今後数万年安定な土地は地学的には存在しません。最終処分場は本来なら10万年ほどは安定な事が求められるのですが、実は日本列島は基本的に隆起しているのです。 隆起は中部地方では今でも年間7mmほどの速さで進行しています。しかし山などの高さが基本的に変わらないのは、侵食により隆起とのバランスが取れているからです。つまり、日本列島では、地下に埋めたものは、必ず地表へ出てくるのです。年間7mm隆起するという事は、1000年で7m、10万年では700m隆起するのです。例えば花崗岩(みかげ石)は地下深く(例えば地下10km)でマグマが固化した岩石なのですが、それが地表に出ているという事は、その場所は10kmに渡って侵食されたという事なのです また昨年12月末に青森沖や千島海溝沿いでも巨大地震が切迫している可能性が高いと内閣府が公表し、冬に地震が発生すると、うまく津波から避難できても、低体温症で数万人の死者が出るという予測を公表しました。 現在の小学生・中学生にとっては、東日本大震災も教科書の中の出来事です。正しい地震や津波に対する知識、過去にどのような事が起きていたかを知る事は、もっとも効率的な防災・減災対策だと考えています。

東北地方海域の地下天気図® : 1月24日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。  今週は3月3日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。アウターライズ地震だけでなく、東北地方沿岸地域にも地震活動静穏化領域が出現している事がわかりました。

 

2月28日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第8号が発刊されました御岳山と阿蘇山の噴火警戒レベルが引き上げられました : 2月23日、長野と岐阜の県境に位置する御嶽山の噴火警戒レベルが1から2へ引き上げられました。これは火山性地震の増加や地下での熱水やマグマの動きを示す火山性微動も観測されたためです。幸い、27日現在、状態は落ち着いています。

 御岳山は2014年9月に死者・行方不明者63人を出すという悲惨な噴火がありました。これは日本における戦後最大の火山災害と報道されました。

 昨年8月に発生し、その後の軽石漂着で大きな話題となった福徳岡ノ場や1月のトンガの噴火とは、比較にならないほどこの御岳の噴火は、噴火としての規模は小さかったのですが、このように時期と時間という要素により、大きな人的被害となったのです。

 2月24日、熊本県の阿蘇山の噴火警戒レベルが現在の「2」から入山規制を示す「レベル3」に引き上げられました。これは24日の早朝から地下の熱水やマグマの動きを示すとされる火山性微動の振幅が大きくなったためです。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 1月17日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。ちなみにこの解析では、マグニチュード3.5以上の地震を計算に用いています。

 今週号では2022年2月24日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。 DuMAダッシュボードを更新しました。

 

2月21日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第7号が発刊されました【地震研究最前線】南海トラフ巨大地震の前兆はつかめるのか? : 読売テレビの特集で、非常に良いスロースリップに焦点を当てた地震予知研究に関する記事がありました。最先端の南海トラフ巨大地震研究について、よくまとまっています 今週はこの報道及び、南海トラフ巨大地震に関する臨時情報の発令条件についても触れています。

 特に昨年秋に公開された小栗旬さん主演の「日本沈没」では科学的なテーマの中心がスロースリップでした。 ちなみに「日本沈没」は1973年に発表された小松左京原作の小説です。2021年は「日本沈没」のテレビドラマが話題となりました。これまで「日本沈没」は1973年と2006年に映画化、そしてテレビドラマとしても2度目のリメークでした。

 そして阪神大震災以降、高感度微小地震観測網(Hi-net)が整備された事により、スロースリップという現象は極めて頻繁に発生している事が判明し、さらに将来の地震予知研究に大きな進展をもたらすものと考えられるようになったのです。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 1月10日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この領域は東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。 今週号では2022年2月17日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

2月14日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第6号が発刊されました首都圏の地下天気図(R) : 今週は首都圏に特化した地下天気図解析です。2月11日時点のLタイプとMタイプのアルゴリズムの異なる2種類の地下天気図をお示ししています。 一番の特徴はMタイプ地下天気図では、茨城県周辺と房総半島南東沖でかなり明瞭な地震活動の活発化を見る事ができる点です。ただLタイプ地下天気図では、このような活発化は認められません。

 これまでDuMAでは、2020年の夏ごろから南関東を中心に地震活動静穏化の異常が出現している事を度々報告させて頂きました。そしてその静穏化が一番大きくなったのは2021年2月頃でした。その静穏化が2021年10月1日の段階でほぼ解消している事が確認できた事から、10月4日のニュースレターで「南関東地方で地震の準備が整った」という報告させて頂きました。

山梨県東部の地震活動 : 山梨県東部で昨年12月3日に発生した地震は、メディアでは「富士山近傍で地震が発生」というように報道されました。しかし、実際にはかなり距離があり、富士山の活動ではなく、もともと山梨県東部は地震活動が活発な地域なのです。 距離を測定してみますと、富士山から30km以上離れていますし、富士山で火山性地震が発生している場所とは異なる地域で発生しています。この地震は富士山噴火とは関係がありません。 今週は過去の山梨県東部の地震活動について報告させて頂きました。

 

2月7日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第5号が発刊されました2022年1月の地震活動概観 : 1月は日本列島およびその周辺で5個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。しかしそのうちの3個は台湾近傍で、日本列島の近くでは2個の発生でした。

 ただ、1月22日に日向灘で発生したマグニチュード6.6の地震は、南海トラフの想定震源域内であった事や、震度5強を観測した事、そしてマグニチュードがあと0.2大きければ、「南海トラフ地震臨時情報」発令の運用開始(2019年5月31日)以降、史上初の臨時情報となるところでした。

 ちなみに気象庁では、モーメントマグニチュード7.0の地震をもれなく把握するために、マグニチュードの推定誤差を見込み、地震発生直後に速報的に求めた気象庁マグニチュードでM6.8以上の地震から調査を開始することにしています。

日本列島陸域の地下天気図® : 今週は12月27日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は2月4日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。現時点ではMタイプもLタイプもほぼ同様な異常を示しています。

 現時点で地震活動が活性化しているのは、能登半島周辺および紀伊水道周辺が顕著です。

 

1月24日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第4号が発刊されました日向灘で震度5強を記録する地震が発生 : 1月22日午前1時すぎに、日向灘でマグニチュード6.6(暫定値)の地震が発生し、大分県や宮崎県で震度5強を観測しました。 この地震は規模が比較的大きかった事と、想定南海トラフ巨大地震の震源域内で発生したことから、気象庁にも緊張が走りました。 幸いマグニチュードが6.6と、南海トラフ地震に関する臨時情報(調査中)となる条件であるマグニチュード6.8より小さかったため、臨時情報発令とはなりませんでした。 さらに地震が発生したのが、ユーラシアプレートとフィリップ海プレートの境界ではなく、フィリピン海プレート内部での正断層型の地震であった事もある意味安心材料だったのです。ちなみに想定されている南海トラフの巨大地震はプレート境界の逆断層型の地震です。

東北地方海域の地下天気図®: 今週は12月20日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。

 今週は1月22日時点のLタイプとMタイプの両方の地下天気図®をお示しします。

 前回の12月20日のニュースレターと傾向はほとんど変わっていないのですが、茨城県から福島県にかけての静穏化が顕著となってきた事が一番大きな変化です。

来週1月31日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

 

1月17日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第3号が発刊されましたトンガの海底噴火による“津波” : 今週号は1995年に発生した阪神大震災から丁度27年という事で、この震災について触れる予定でしたが、急遽このトンガの海底火山噴火についてコメントする事にしました。

日本時間の15日(土)13時ごろ、トンガ近くにある火山島で極めて大規模な噴火がありました。噴煙高度は16,000mと現時点では推定されています。 15日の19時には気象庁は「日本への影響は軽微で、若干の海面変動があるかもしれない」という発表を行ないましたが、日付が変わって、午前0時15分、小笠原諸島や奄美大島等で実際に津波(潮位変動)を観測した事から津波警報ならびに津波注意報が発せられました。

 今回のトンガの噴火による津波(潮位変動)では、理論的な津波到達時刻より早い時間に潮位変動が開始されており、現時点では、火山噴火による気圧変化が大きな役割を果たしているのだろうと推察されています。

 つまり今回の津波警報は、通常の海底地殻変動による海面変化が遠方まで伝わってくるというものとは全く異なった現象で、気象庁もコメントしていますが、“初めて”遭遇した現象なのです。そのため、解除の判断が極めて難しい状況となったのです。

潮位変化をリアルタイムで調べる方法 : 現在、潮位観測は気象庁や海上保安庁により、全国で210点のデータが公表されています。今週号では潮位をリアルタイムで調べる事ができるURLをお知らせしました。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 昨年12月13日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今週は1月13日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 

1月10日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第2号が発刊されました2021年の日本列島およびその周辺の地震活動概観 : 月例報告では、毎月マグニチュード5(M5)以上の地震発生について報告させて頂いております。それに対し、1年間の地震活動の評価としては、マグニチュードが1大きい、M6以上の地震活動について検討してみたいと思います。 ちなみにマグニチュードが5と6ではそのエネルギーは32倍ほど大きくなります。マグニチュードは2違うと(つまりM5とM7も、M6とM8も同じ関係です)、そのエネルギーは1,000倍となるのです(これが定義)。

 2021年1年間で、日本列島およびその周辺海域で、マグニチュード6以上の地震は16個発生しました。また幸いマグニチュード7を超える地震は発生しませんでした。

2021年12月29日に東京直下で発生した地震 : 12月29日に、久しぶりに東京23区の下で小さいながらも地震が発生しました。地震そのものはマグニチュード3.5と規模としては小地震なのですが、最大震度3を記録したという事と、都内で発生したという事から話題となりました。 一般に東京で大きな震度が観測されるのは、千葉県北西部あるいは茨城県南部の比較的深い地震(60-80kmといった深さ)の地震である事が大半で、23区の下での地震というのは、基本的には極めて少ないのです。もし23区の下で地震が増加するような事があれば、これは明らかに異常と言えるのです。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® :昨年12月6日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。 今週号では2022年1月7日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。昨年12月の時点とは、大きな違いは観測されていません。唯一、紀伊水道での地震活動活発化が見えなくなっている事です。

 

1月3日(2022年)にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第1号が発刊されました2021年12月の地震活動概観 : 12月に日本列島およびその周辺では14個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。特に関東地方と九州・沖縄地方で活動が活発でした。 また12月3日に関東地方と紀伊半島南部で震度5弱を観測する地震が続発した事がニュースとなりました。さらにトカラ列島での激しい群発地震活動も話題となった一ヶ月でした。 韓国・済州島近傍の地震は、南海トラフ巨大地震の原因となるフィリピン海プレートの沈み込みに伴う応力変化が大陸近傍まで及んでいる事の証左と考えるべき事象です。将来は「南海トラフ巨大地震の中長期的な先行現象と位置づけられる地震」と判断される可能性が高い地震です。

首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析です。今週は12月31日時点のLタイプとMタイプのアルゴリズムの異なる2種類の地下天気図®をお示しします。

一番の特徴はMタイプ地下天気図®で、かなり明瞭な地震活動の活発化を見る事ができる点です。これは、ある意味市民の方の印象と一致しているのかもしれません。ただLタイプ地下天気図®では、このような活発化は認められません。 DuMAダッシュボードを更新しました。

 

12月27日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第48号が発刊されました日本海溝・千島海溝における超巨大地震に関する報道 : 12月21日、内閣府は日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の被害想定を公表しました。最大30メートルの高さが予想される津波による死者数は、冬の深夜に発生するといった最悪の場合には、およそ19万9000人にのぼるとされています。

 これらの地震による経済的な被害については、建物やライフラインなどの復旧に加え生産拠点が被災することによるサプライチェーンへの影響など、間接的な被害も合わせると「千島海溝地震」でおよそ17兆円「日本海溝地震」で31兆円と報道されました。

 問題なのは、このような超巨大地震が実際に過去に存在したという事がほとんど知られていない事だと思います。この理由の一つが、アイヌ語が口承のみによって受け継がれていたため、記録が文章として存在していなかった事だと推察されます。

日本列島陸域の地下天気図® : 今週は11月22日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は12月23日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 現時点ではMタイプもLタイプもほぼ同様な異常を示しています。ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。  今週は12月16日時点のLタイプとMタイプの両方の地下天気図®をお示しします。  福岡県・佐賀県北方海域で静穏化異常が前回報告より、LタイプでもMタイプでも明瞭になってきたのが大きな変化と考えています。

 

12月20日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第47号が発刊されました12月3日に山梨県東部で発生した地震に関連して : 12月3日に山梨県東部で発生した地震(マグニチュード4.9)では、震度5弱を山梨県で観測し、首都圏でも広い地域で揺れを感じたため、話題となりました。もともとこの山梨県東部は地震の巣と呼ばれている地域なのですが、ここ10年ほどは比較的静かな状態が続いていました。  現在、伊豆大島周辺で群発地震活動が発生するなど、その周辺地域での地震活動度が高まっており、注目しています。ちなみに神奈川県西部では、昔から「小田原地震」という名前で繰り返し被害地震が発生する事が知られています。

東北地方海域の地下天気図® : 今週は11月15日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。

今週は12月16日時点のLタイプとMタイプの両方の地下天気図®をお示しします。

ちなみにMタイプアルゴリズムとLタイプアルゴリズムの違いですが、Mタイプは異常の検出能力が高く、見逃しは少ないですが、誤った異常(狼少年)を検出してしまう事もありえるアルゴリズムです。それに対しLタイプは異常の抽出感度は少し落ちますが、狼少年(異常があった後に地震が発生しない)になりにくいアルゴリズムとなっています。

 

12月13日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第46号が発刊されました2021年11月の地震活動概観: 11月に日本列島およびその周辺では12個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。ちなみに9月は6個、10月は12個でした。12月は10日までにすでに5個のマグニチュード5以上の地震が発生しており、今後の推移が懸念される状況です。

トカラ列島および伊豆大島近海で群発地震が発生 : 12月4日より、トカラ列島で激しい群発地震活動が発生しています。有感地震は11日の段階で260回以上と報告されていますが、実は体に感じない地震を含めますと、すでに1,400個近くの地震が発生しているのです。現時点では9日に発生したマグニチュード6.1の地震が最大の地震となっています。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 11月1日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今週は12月10日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。九州の南の海域の地震活動静穏化はLタイプ地下天気図®でも同様に確認でき、確度の高い異常です。 能登半島周辺でも、極めて注目すべき地震活動が継続しています。震源域では大きな地殻の隆起も観察されており、目の離せない地域です。

 

12月6日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第45号が発刊されました● 12月3日、山梨と和歌山で震度5弱を観測する地震が立て続けに発生 : 3日は早朝から地震に関するニュースが日本列島を駆け抜けました。まず6時37分に山梨県東部で発生した地震で震度5弱を観測しました。そして9時29分の地震は和歌山県御坊市すぐ沖合で発生し、同じく震度5弱を観測しました。 これらの地震に対してツイッターでも色々ツイートが飛び交ったようです。ここでは科学的になぜ気象庁が「この2つの地震は関係が無い」というコメントをすぐ発表できるのか、その理論的背景について解説します。

今週号ではこれらの地震について、過去の活動履歴を紹介し、解説を行っています。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 10月25日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この領域は東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。

 今週は12月2日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。震度5弱を観測した地震は3日でしたが、それ以前にすでに紀伊半島南西沖(紀伊水道)での地震活動が活発化していた事がわかります。

 

11月22日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第44号が発刊されました阿蘇山の噴火から11月20日で1ヶ月 : 阿蘇中岳の噴火から20日で1ヶ月が経過しました。当初水蒸気噴火警戒レベルは18日に3の入山規制から2の火口周辺規制に引き下げられたとの事です。今回の噴火で人的被害はなかったものの、実は噴火警戒レベルの引き上げについては、問題提起のきっかけとなりそうです。

今回の噴火では、入山規制へのレベル引き上げは噴火後でした。ところが、京都大学防災研究所教授で、火山研究センターの大倉敬宏博士によると、実はレベルを上げるタイミングについて、噴火の10分前に最後のチャンスがあったそうなのです。

日本列島陸域の地下天気図® : 10月18日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は11月18日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。現時点ではMタイプもLタイプもほぼ同様な異常を示しています。ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。今回の解析では、関東地方の静穏化異常は、かなり小さくなっている事と、最も目立つ異常は北海道南西沖の異常です。 来週11月29日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

 

11月15日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第43号が発刊されました2021年10月の地震活動概観 : 10月に発生した地震の中では、7日に首都圏で10年ぶりに震度5強を観測した地震、およびその前日に岩手県沖で発生したM5.9の地震が日本では最大でした。ただ、10月24日に台湾でM6.3の地震が発生しており、台北でも激しい揺れを観測しています。能登半島では地殻変動も継続しており、今後さらなる地震活動の発生が危惧される状況です。

東北地方海域の地下天気図® : 10月11日のニュースレターに続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。東北沖では2月にM7.3という規模の大きな地震が発生した以降、地震活動度が高まっていると考えられます。さらに10月6日には岩手沖でM5.9という規模の地震も発生しました。 今週は11月11日時点のLタイプとMタイプの両方の地下天気図®「をお示しします。さらにDuMAダッシュボードを更新しました。

 

11月8日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第42号が発刊されました富士山の火山灰関連のニュースが流れました : 福徳岡ノ場の噴火による軽石問題は、依然として根本的な解決策が無い状態が続いています。このようなニュースに関連して、富士山が噴火した場合に、火山灰がどれくらい車の運行に支障をきたすかについてのニュースが流れました。 火山灰がもたらす想定されている被害として、大規模停電があります。これは、絶縁のために電柱などに取り付けられている碍子(がいし)のトラブルによるものです。碍子に付着した火山灰が雨に濡れると、絶縁が破壊され、漏電が発生します。これが停電の原因となります。鉄道もレールに流れている制御電流が乱れ、信号等の誤動作が実際に2016年の阿蘇山噴火では発生しました。 今回の報道は、山梨県で実施された火山灰が堆積した時を想定した車両走行の体験会のニュースです。今週号では3つのURLを紹介させて頂きます。

首都圏の地下天気図® : 10月4日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®解析です。

今週は11月5日時点のLタイプとMタイプのアルゴリズムの異なる2種類の地下天気図®を皆様の混乱を引き起こす可能性が存在する事を承知の上で、あえてお示しします。

 

11月1日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第41号が発刊されました沖縄・九州への軽石漂着騒ぎ : このところのニュースで、沖縄や九州(特に鹿児島県の島しょ部)に大量の軽石が漂着し、漁業だけでなく、日常物資の輸送にも障害が出ている事が話題になっています。

この軽石は、皆様ご存知のように今年の8月に発生した海底火山・福徳岡ノ場の噴火が原因です。

海底火山や絶海の孤島の多くは深海底から一気に盛り上がる地形となっているため、斜面に沿って「湧昇流」と呼ばれる海水の上昇が発生します。 これにより、プランクトンが豊富に発生し、魚たちが多く集まり、好漁場となっている事が多いためです。 そして海底火山は噴火による海水の変色や、噴煙が上がることで確認されるため、近くの海上にいないと見つけられないことが多いため、漁船による発見も多いのです。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 9月27日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。  今週は10月29日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 

10月25日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第40号が発刊されました阿蘇山が噴火 : 10月20日、阿蘇山がおよそ1年半ぶりに噴火しました。今回の噴火はマグマ水蒸気噴火と考えられています。マグマ水蒸気噴火とは、地下水等とマグマが接触することにより、大量の水蒸気が急激に発生することで起こる大爆発を伴った噴火です。 ちなみに先週10月18日のニュースレターでも触れていますが、重要な事は、九州全体で火山活動が活発化している可能性が高い事です。阿蘇山は観光地であり、注目度も高い事から大きく報道されましたが、鹿児島県・諏訪之瀬島でもほぼ同規模の噴火が発生している事を忘れてはいけないと思います。

深発地震が続いています : 10月21日、東海道南方沖の非常に深い場所を震源とする地震が発生し、「異常震域」と呼ばれる現象が発生し、関東地方や東北地方で揺れを観測しました。 過去のニュースレターでも異常震域について、何度か紹介していますが、この所、この”異常震域”を伴う深発地震がこのところ続けて発生しています。 深発地震は、歪を深い所から浅い所に移す現象とも考えられ、十分に留意すべき現象です。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 9月20日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。

 

10月18日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第39号が発刊されました10月7日の首都圏での地震による帰宅困難者問題 : 10月7日に発生し、東京で10年ぶりに震度5強を観測した地震は最終的にマグニチュード5.9,深さ75kmと修正されました。この地震発生の後、首都直下地震との関係について多くの報道がなされましたが、現在内閣府により想定されている首都直下地震とは、19の震源域で発生する特定の地震であり、今回の地震はいわゆる内閣府が考えている首都直下地震ではありません。今回の地震で帰宅困難者が話題となりましたが、”帰宅困難者”というのは帰宅しようとするから発生する訳で、会社で待機という判断もあったと考えます。今後は状況が判明するまで職場に積極的に留まるという判断が必要になると考えます。 また翌日の通勤での混乱もメディアで取り上げられました。こちらは在宅勤務がコロナ渦でかなり導入されていたにもかかわらず、企業が地震への対応について、これまで真剣に考えてこなかったのではと推察できる出来事でした。

今週号では東京の大手保険会社の取り組みも紹介しています。

九州で火山活動が活発化しているようです : 阿蘇山でおよそ1年4ヶ月ぶりに小規模噴火が発生しましたが、この所、鹿児島県・諏訪之瀬島でも噴火が続いています。桜島だけでなく、九州各地の火山が少し活発化している可能性があります。 今週号では、東京大学名誉教授の蒲生俊敬博士による火山噴火に関する特集記事を紹介しています。ぜひご一読頂ければと思います。

日本列島陸域の地下天気図® : 今週は9月13日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は10月14日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。この地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。

 

10月11日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第38号が発刊されました10月7日の東京で震度5強を観測した地震の続報 : 7日22時41分に発生した地震ですが、余震は順調に減衰している事がわかりました。現時点では、余震の発生状況から、この7日深夜の地震が今後さらなる大きな地震が発生する可能性は低くなっていると判断しています。

2021年9月の地震活動概観 : 9月に日本列島およびその周辺では6個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。8月は14個でしたので、かなり静かな1ヶ月であったと言う事ができます。

ただ、能登半島や上高地・槍ケ岳周辺という内陸地域での地震は少し気になる所です。特に能登半島では地殻変動も観測されており、これはまだ活動の始まりと考えられます。

東北地方海域の地下天気図® : 今週は9月6日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象とした解析です。東北沖では2月にマグニチュード7.3という規模の大きな地震が発生した以降、地震活動度が高まっていると考えられます。

さらに10月6日には岩手沖のマグニチュード5.9という規模の地震も発生しました。

 

10月8日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter号外が発刊されました。

7日22時41分ごろ、東日本大震災以降、初めて東京で震度5強を観測する地震が発生しました。

震源は当初マグニチュード6.1,深さ80kmと発表されましたが、その後の改定で、現在はマグニチュ ード 5.9、深さ75kmと修正されています。今後気象庁がさらに精密な値を公表しますが、沈み込む太平洋プレートの上面か太平洋プレートの内部で発生した地震です。地震のメカニズムは逆断層型でこれは東日本大震災と同じメカニズム(割れ方)でした。今回の地震が発生した千葉県北西部は“地震の巣”と呼ばれている地域です。

今後の推移: 地下天気図®解析で地震活動静穏化領域の大きさを考えますと、マグニチュード6.5程度の地震が今後発生する可能性は残されていると思います。いずれにせよ、日本の住宅は(きちんと建ててあれば)この程度の揺れではびくともしません。ただ水道やガスといったインフラの老朽化は今後問題となっていきそうです。 ▶︎ DuMAnews20211008号外ダウンロードはこちら

 

10月4日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第37号が発刊されました

首都圏の地下天気図® : 今週号では、南関東における地震活動静穏化について詳しく報告します。

8月23日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®解析です。今週は10月1日時点のLタイプ地下天気図を掲載いたします。解析の結果、これまで報告させて頂いた南関東の地震活動静穏化はほぼ解消しているように見える事がわかりました。 関東地方南部は十二分に警戒しなければいけない期間に突入したと

考えられます。また古典的な解析手法で、今回対象となっている南関東の地震活動静穏化がどのように見えるかについての解析も行っています。

DuMAダッシュボード : 今週号ではDuMAダッシュボードを更新いたしました。

 

9月27日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第36号が発刊されました

房総半島沖で約1,000年前に巨大地震? : 9月25日、千葉県・房総半島沖で1,000年ほど前に未知の巨大地震があり、九十九里浜一帯が大津波に襲われた可能性が存在するという産業技術総合研究所などのチームが発表したネットニュースがありました。 巨大地震の規模はマグニチュード8.5から8.8と推定され、当時の海岸線から3km前後まで浸水したと推定されているそうです。

槍ケ岳を含む北アルプスで群発地震 : 9月19日夕刻、槍ケ岳周辺を含む北アルプス地域で地震が発生し、気象庁の観測では最大震度4を観測しました。ところが槍ケ岳山頂直下の槍ケ岳山荘に設置された地震計では、震度5弱を観測していたことが20日になって判明しました。 今週号では、先週お伝えした能登半島先端地域での群発地震活動を含む中部地方の最近の地震活動について解説を行っています。

日本およびその周辺の広域地下天気図® :8月16日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 今回の解析では少しパラメータの変更を行い、若干ですが少し細かい異常まで検出できるように変更しました。ただ基本的なパターンには違いがありません。   今回は9月24日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

先週号で能登半島の隆起について「隆起が2000年ごろから観測」と記載しておりました。これは「隆起が2020年ごろから観測」の間違いでした。ここに訂正させて頂きます。 

 

9月20日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第35号が発刊されました

能登半島で震度5弱の地震 : 9月16日、能登半島先端の珠洲市周辺でマグニチュード5.1の地震が発生し、最大震度5弱を観測しました。 能登半島では特に今年になって、珠洲市周辺で群発的な地震活動が続いています。能登半島周辺では1993年に珠洲市の沖合でマグニチュード6.6の能登半島沖地震が発生し、その後2007年には能登半島の西方沖を震源とする能登半島地震(マグニチュード6.9)が発生しています。今回の群発地震は1993年の地震に隣接する地域で発生しています。 ちなみに能登半島では地殻の隆起が2000年ごろから観測されており、解説を行いました。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 8月9日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に用いています。  今週号では9月17日時点のMタイプとLタイプの両方の地下天気図®をお示ししています。  近畿地方を中心とする静穏化異常の形状が不規則である事から2つのアルゴリズムでどのように静穏化異常が見えるかを皆様にも知って頂くためです。

 

9月13日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第34号が発刊されました

京都大学の研究者が西日本の大地震発生確率を算出: 地震発生の長期的な確率を推定するには現在2つの方法が用いられています。一つは「活断層調査」と呼ばれるもので、すでに地表で確認されている断層の過去の活動履歴を元に、次の地震がいつごろ発生する可能性があるかを推定する方法です。現在政府の地震調査委員会が発表している「地震発生可能性の長期評価」に使われている手法です。

たとえばある活断層での地震が4000年前、2000年前に確認されていれば、すでに最後(最新)の地震から2000年が経過していますので、「この断層ではいつ地震が発生してもおかしくない」という長期評価となり、政府が公表している30年確率が極めて高くなるのです。逆にすでに地震が発生してしまった活断層(例えば阪神大震災を引き起こした六甲・淡路島断層帯)では、30年確率は極めて小さな値となる理屈です。

9月11日に、京都大学防災研究所の西村卓也准教授は、GPS地殻変動データを用いて、政府が実施している活断層を用いた方法と独立な手法で、内陸での大地震発生確率を算出し、公表しました。今週号ではこの手法について紹介しています。

日本列島陸域の地下天気図® : 8月2日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は9月10日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

また今週号でははっきりしてきた北海道西方沖の地震活動静穏化について解説を行っています。

 

9月6日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第33号が発刊されました

2021年8月の地震活動概観 : 8月は日本列島およびその周辺で14個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。これはかなり活発な活動と言う事が出来ると思います。これは茨城県沖で7個の地震が発生したためです。 茨城県沖には、多くの海山が沈み込んでおり、もっとも海溝に近い第一鹿島海山はその山頂が断層により西半分と東半分に沈み込みのため分断されているという観測事実があり、茨城県沖には、すでにいくつもの海山が日本海溝に沈み込んでいると考えられています。これが茨城県沖で今回のような群発的な地震活動が発生する原因ではないかと考えられているのです。

東北地方海域の地下天気図® : 7月26日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(M6.5以上)の地震を対象とした解析です。

今回から東北沖の地下天気図®解析については、少しパラメータを変更し、空間的により小さな異常を識別するようにいたしました。

 

8月23日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第32号が発刊されました

● 日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震で事前注意や避難のよびかけを政府が検討 : 8月19日、地震調査委員会は、北海道や東北の沿岸部で大きな被害が想定される日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震発生の可能性が高まった場合に、地震への事前の注意を呼びかける情報が出せないか、検討を開始したとの報道がありました。 南海トラフでは異常な現象が観測されるなど、地震の可能性が高まったと考えられる場合に、住民などに注意を呼びかける仕組みとして、臨時情報というものが存在しています。これと同じような仕組みを日本海溝沿いや千島海溝沿いで発生する巨大地震についても発令できないかという事のようです。

今回は南海トラフ沿いの巨大地震で、臨時情報が出されるに至った経緯を簡単に報告させて頂きました。

● 首都圏の地下天気図(R): 7月19日のニュースレターに引き続き、首都圏に特化した地下天気図解析です。今週は8月20日時点のLタイプ地下天気図です。どうも状況が変わってきたようです。 ダッシュボードを更新いたしました。 来週8月30日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

 

8月16日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第31号が発刊されました

硫黄島南方の海域で海底火山が噴火 : 小笠原諸島の硫黄島の南約50 kmにある海底火山、福徳岡ノ場付近で13日朝、噴煙が確認され、気象庁は2010年2月以来、約11年ぶりに噴火が発生したと発表しています。

福徳岡ノ場では、海上保安庁がことし6月に行った観測で、周辺の海面が変色するなど火山活動の活発化が確認されていました。この場所では過去に何度か島が出現しましたが、溶岩の流出が無く、島は侵食により消滅していました。

南サンドイッチ諸島でマグニチュード8.1の地震が発生 : 日本時間の8月13日、3時35分頃、海外で規模の大きな地震がありました。震源地は南大西洋(サウスサンドウィッチ諸島、スコシア弧)で、地震の規模(マグニチュード)は米国地質調査所によれば8.1と推定されています。

 スコシア弧は日本と同じ沈み込み帯で、南海トラフの地震や東北沖の地震と同じメカニズムで地震が発生する地域です。 この地震以外にも先週はマグニチュード7以上の地震が頻発した1週間でした。日本時間の8月14日には、カリブ海のハイチでマグニチュード7.2の地震が発生しています。ハイチ当局によれば少なくとも227人の死亡が確認されたとの事です。ハイチでは2010年1月にもマグニチュード7.0とされる都市直下型地震が発生し、建物の脆弱性もあり、32万人の死者が出たともされています。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 7月12日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主に海域で発生するマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。  九州の南の海域の地震活動静穏化は確度の高い異常と考えています。

 

8月9日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第30号が発刊されました

茨城県沖でややまとまった地震活動 : 8月3日より、茨城県沖で少しまとまった地震が発生しています。特に4日未明には地震で目が覚めたという関東地方の方もいらっしゃったのではないでしょうか。4日の午前5時半ごろに発生したマグニチュード6.0、最大震度3の地震のほか、3日から有感地震だけで14回発生しています。ちなみに体に感じない地震を含めますと、すでに120個近くの地震が発生しています。

茨城県沖の地域では、このような群発的な地震活動が1950年以降でも1961年、1965年、1982年、2008年と発生しており、2011年には東日本大震災発生直後に、マグニチュード7.6という現時点の東日本大震災の最大余震と考えられている地震が発生しています。

●2021年7月の地震活動概観 : 7月は日本列島およびその周辺で8個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。先月に続き、そのうちの3個は台湾でした。日本で一番大きな地震は7月16日に八丈島近傍で発生したマグニチュード5.4の地震でした。また瀬戸内海でもマグニチュード5.1の地震が17日に発生しています。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 7月5日のニュースレターに続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は7月29日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に使っています。今週は前回同様、Mタイプの地下天気図®で8月5日時点のものです。基本的なパターンは前回の解析からあまり変わっていない事がわかりました。

 

8月2日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第29号が発刊されました

アリューシャン列島でマグニチュード8を超える地震発生 : 日本時間の7月29日、アラスカ半島近くのアリューシャン列島でマグニチュード8.2の巨大地震が発生しました。この地震でハワイやグアムなど幅広い地域に一時、津波警報が出されました。 2000年以降、東日本大震災を含め環太平洋地域ではマグニチュード8.2以上の地震は10個発生しています。日本周辺では東日本大震災の他には2003年9月に十勝沖地震が発生しています。 また2006年11月と2007年1月に千島列島でマグニチュード8.2と8.3の地震が続けて発生しているのですが、これが通常の沈み込みに伴う地震とそれと対になるアウターライズの地震なのです。東日本大震災ではこの“対になる”アウターライズ地震はまだ発生しておらず、今後大きな津波を伴うアウターライズ地震の発生が危惧されているのです。 アウターライズ地震に関しては、DuMA のウエブサイトに「3.11 後のまだそこにあるリスク」ご参照下さい。

日本列島陸域の地下天気図® : 6月28日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は7月29日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。この地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。

 6月28日のニュースレターで出現が確認された北海道西方沖の異常がはっきりしてきたのが大きな変化です。最も気になる南関東の地震活動静穏化領域も継続して見る事ができます。

 

7月26日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第28号が発刊されました

フィリピン、タール火山続報 : 7月5日のニュースレターで、マニラ近郊のタール火山の活動が再び活発化しているとの情報を掲載しました。その時は噴火の危険性が高まったと判断される状況でした。その後、7月23日には、日本の噴火警戒レベルに相当する情報が更新され、5段階で下から2番目の「2」(不安定さの低下)に引き下げられたのですが、24日に近傍でマグニチュード6.7の地震が発生しまました。今後の火山活動に影響を与えかねない地震と考えています。


東北地方海域の地下天気図® : 6月12日のニュースレターに続き、東北地方の太平洋側海域に特化した地下天気図®解析です。今週は7月23日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。残念ながら東北沖、特に福島沖から宮城沖にかけての地域では、東日本大震災の影響があまりに大きく、地震活動の変化がうまく抽出できない状況が続いていると考えています。

 

7月19日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第27号が発刊されました

能登半島でややまとまった地震活動 :今年になってから、能登半島先端近傍でかなり地震活動が活発化しています。 能登半島およびその周辺では、1993年2月に能登半島沖地震(M=6.6)、2007年3月には能登半島地震(M=6.9)と活断層タイプの被害地震が発生しています。 能登半島先端地域では、歴史時代を含めてマグニチュード6.5を超える地震は発生しておらず、将来的には、能登半島の先端地域を埋めるように内陸被害地震が発生する可能性が存在します。

首都圏の地下天気図® 6月14日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®解析です。今週は7月16日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。 関東地方南部では、地震活動静穏化が消長を繰り返しながら、まだ継続している事がわかります。

また今週号ではDuMAダッシュボードを更新致しました。

 

7月16日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter特別号が発刊されました。

特別号(号外) : この一年半、コロナのために日常が奪われる状況が続いています。このコロナ蔓延の状況下での大地震発生はまさに複合災害になってしまいます。最近は避難所の定員が大きく制限されていますので、「避難しようとしたら定員オーバーで避難所に入れなかった」という事態も発生しています。猛暑の中で避難は決して良い環境とは言えず、体調を崩される方も多いと伺っています。そのため私共は、地震発生後の避難は長期化するという事も多いため、できるだけ自宅で避難生活できる環境を整えていく事が大切だと考えています。

▶︎ DuMAnews20210716(特別号)ダウンロードはこちら

 

7月12日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第26号が発刊されました

YouTubeの有用な機能について : 7月5日のニュースレターでは、YouTubeのリンクをいくつか紹介させて頂きましたが、PDF閲覧ソフトによっては、URLの文字列だけではリンクとして機能しない事があるとの報告を受けました。 今後はPDFにも明示的にリンクを貼るように致しますので、OSやスマホの違いでリンクに飛びにくいという点が改善されるのではないかと思います。 また最近のYouTubeには、字幕の自動生成機能だけでなく、多言語への自動翻訳機能も搭載されています。今週号ではYouTubeの自動翻訳機能について紹介させて頂きます。 私の知人はこの機能を使ってアメリカの大学の講義を聞いているそうです。ぜひお試し頂ければと思います。

2021年6月の地震活動概観 : 6月は日本列島およびその周辺で9個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。そのうちの3個は台湾でした。 日本で一番大きな地震は6月20日に北海道中部で発生したマグニチュード5.4の深発地震(深さ158kmで発生)でした。 深発地震であったため、震源の真上での揺れは観測されず、地震波は揺れを伝えやすいプレートに沿って伝搬した事がわかります。これも“異常震域”という現象です。 全体としては6月は比較的静穏な地震活動であったと言えるのではないかと思います。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 6月7日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。

 今週は7月9日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。九州の南の海域の地震活動静穏化はかなり確度の高い異常と判断できるようになりました。

 

7月5日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第25号が発刊されました

フィリピン・タール火山が再び大噴火か? DuMA/CSOは2003年より、フィリピンで火山噴火予測のための共同研究を実施して参りました。ターゲットとなったのは、マニラ近郊のタールという火山です。

 日本で言えば箱根あるいは富士山に相当する火山で、避暑地としても有名な火山です。CSOは2009年からJICAの支援を受け、このタール火山の電磁気学的監視を担当しました。 さらに2016年度にはCSOが研究代表者として文科省の科研費を獲得し、電磁気だけでなく、重力や火山ガスの研究も併せて開始致しました。 2020年1月、1977年以来の大噴火が発生しました。避難指示もうまく出す事に成功したのですが、やはり家畜や養殖のいけす等があったため、残念ながら逃げ遅れた人も出てしまいました。このタール火山が数日前から活動が活発化し、再び大噴火を起こす可能性が生じてきたとの事です。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図®: 5月24日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に使っています。

今週は7月1日時点のMタイプの地下天気図®をお示しします。

 

6月28日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第24号が発刊されました

日本列島陸域の地下天気図® : 5月17日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は6月25日時点のLタイプ地下天気図をお示しします。この地下天気図解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。

2つの地下天気図®解析で、解析結果が異なる事の意味 : 地下天気図®はある日時に1枚だけ存在するものではありません。 実際の気象の天気図でも、同じ日に地上天気図と高層天気図があるのと同様に、同じ日に複数の地下天気図®が存在し、それらはどちらも正しい地下天気図®なのです。

地下天気図®が同一日時に複数存在するのは、解析に用いた

1)地震の大きさ(マグニチュード)の違い、

2)地震の発生深度をどこまで考慮するかの違いや、

3)解析に使用した期間の違い等があり、それらが異なるために同一日時に複数の地下天気図®が存在するのです。

首都圏を拡大するとどうなるか : 今週も首都圏の拡大地下天気図®と、神奈川県==東京都境界付近の地下天気図®時間変化曲線です。静穏化の異常は消長を繰り返しながら、まだ進行中である事がわかります。

 

6月21日にまぐまぐでDuMANewsLetter第23号が発刊されました

大阪府北部地震から丸3年 : 6月18日で大阪北部地震(M6.1)から丸3年が経過しました。この地震では6名の方が亡くなられ、重軽傷者462名、家屋の全壊21棟、半壊483棟等の大きな被害を出しました。

特に、通学途中の小学生がブロック塀の下敷きとなり、命を落とすという出来事があり、その原因は建築基準施行令の制限高さを大幅に上回っていた事が大きな原因でした。

この悲しい事故をきっかけに、文科省は教育施設のブロック塀改修の大号令を発する事になりました。

震度インフレ : この大阪府北部地震では「大阪で初めて震度6弱が観測された」という報道が目立ちました。しかしこの報道を鵜呑みみするのは極めて危険です。実は1995年の阪神淡路大震災当時の震度計測は、基本的に気象庁職員の体感で行っていました。つまり有人の気象台のみで震度が発表されていたのです。その後に計測震度計というものが1991年に気象庁により開発され、その配備のきっかけとなったのが阪神淡路大震災でした。1996年4月以降は、全ての震度がこの計測震度計の値で公表されるようになりました。

このため、有人観測点という事から阪神大震災当時では、全国でおよそ150点の震度が発表されるのみだったのです。それが計測震度計の全国配備により、2009年時点でも4,200地点で震度計測が行われるようになり、現在は全国で4337点という数字が公表されています。

東北地方海域の地下天気図® : 今週は5月10日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。

今週は6月19日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

6月14日にまぐまぐでDuMANewsLetter第22号が発刊されました

首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析結果をお示しします。

今週号では、首都圏解析という事もあり、ミュンヘン再保険会社による、世界都市災害リスクを合わせて紹介させて頂きます。実は東京と横浜が世界で一番災害リスクの高い都市(圧倒的に高い)に位置づけられているのですが、その最大の理由が地震に関するリスクなのです。 DuMAダッシュボードを更新 : また今週はDuMAダッシュボードを更新いたしました。

 

6月7日にまぐまぐでDuMANewsLetter第21号が発刊されました

雲仙・普賢岳の大火砕流から満30年: 6月3日で長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から丸30年が経過しました。この火砕流で43人の尊い命が失われました。住民のほか、取材中の報道関係者や同行していたタクシー運転手、警戒にあたっていた地元の消防団員や警察官、火山研究者などが犠牲になり、これを教訓に火山防災や報道の在り方が見直される事になりました。 噴火活動は1990年11月17日に開始され、普賢岳では198年ぶりの活動でした。火口にはマグマが固まった溶岩ドームが次々に出現し、6月3日午後4時8分に、成長した溶岩ドーム崩壊による大火砕流が発生したのです。 今週号では、雲仙岳災害記念館のURLも紹介させて頂きました。

2021年5月の地震活動概観 : 5月は東北地方太平洋沖での地震活動が活発な状態でした。特に茨城県沖から宮城県沖にかけて、マグニチュード5を超える地震がたて続けに発生しました。 1日に宮城沖でマグニチュード6.8という、陸域で発生すれば、かなりの被害も予想される規模の地震が発生し、さらに5月29日には茨城県沖で3個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。 2月以降、少し東北地方沖合の地震活動のパターンが変化してきたのではと考えています。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 4月26日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。

この1ヶ月ほどの間に九州の南の海域で地震活動静穏化の領域がかなりはっきりしてきた事が大きな変化です。  今週は6月4日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 

5月24日にまぐまぐでDuMANewsLetter第20号が発刊されました

中国で比較的規模の大きい地震が続発 : 日本時間の5月22日, 3時4分頃、中国中部でマグニチュード7.4の地震が発生しました。震源地は青海省で、日本の震度階級では最大で震度5強程度の揺れであった模様です。また21日にはマグニチュード6.4の地震も震源地は1,000kmほど離れてはいますが発生しました。

いくつかのメディアでは、「中国で地震が頻発」というようなタイトルが見られましたが、これはたとえば仙台と福岡で地震が発生したというのを関連づけて考えているといったもので、地震学的には相互には関連は無いと考えるべき現象です。 今週号では、2008年の四川大地震との位置関係や、中国内陸部の活断層等についても解説しています。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 4月19日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。 今週は5月20日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。また参考までに2018年6月の大阪北部地震直前の地下天気図®と比較を行っています。 来週5月31日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

 

5月17日にまぐまぐでDuMANewsLetter第19号が発刊されました

東北地方(特に宮城県沖・福島県沖)の地震活動が高まっているようです : 5月14日、宮城・福島県沖でマグニチュード6.3の地震が発生し、震度4を観測しました。この地震は東日本大震災と同じ、逆断層型の地震でした。興味深いのは周辺の微小地震活動で、東北東から西南西に並ぶ地震活動が発生している事です。

2月以降、明らかに東北地方、特に宮城県沖、福島県沖での地震活動が活発化しています。

日本列島陸域の地下天気図® : 4月12日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は5月13日時点のLタイプ地下天気図をお示しします。この地下天気図®解析では、対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。 今週も4月12日のニュースレターに続き、関東地方の拡大図と、神奈川ー東京境界付近の地下天気図®時間変化のグラフをお示ししました。

 

5月10日にまぐまぐでDuMANewsLetter第18号が発刊されました

トカラ列島、諏訪之瀬島で活発な火山活動 : 4月10日頃から九州南西沖のトカラ列島で激しい群発地震が発生しました。現在、この群発地震はかなり落ちついてきています。この群発地震は悪石島の西方(宝島および小宝島の北方)海域を中心とした地震活動でした。この付近は多くの海底火山が存在する事も知られています。 それに引き続き、5月3日には悪石島のとなりの諏訪之瀬島の御岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙は2,400mまで到達したとの気象庁の発表がありました。さらに6日には8回の爆発的噴火が発生したそうです。現在、気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を継続しています。

東北地方海域の地下天気図® : 4月5日付のニュースレターに引き続き、今週は東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。  今週は5月7日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。先週号でも述べさせて頂きましたが、これらの地震は地震学的には10年前に発生した東日本大震災の余震と考えて問題ないのですが、東北地方の地震活動が比較的震災前の状態に近づいてきたとも考えられる事と、すでに震災から10年が経過したという事から、今後「東日本大震災の余震」という表現を行わないという事にしたようです。

 

5月3日にまぐまぐでDuMANewsLetter第17号が発刊されました

宮城県沖でマグニチュード6.8 : 5月1日、10時27分頃、宮城県沖でマグニチュード6.8の地震が発生し、最大震度5強を観測しました。幸い発生した深さが51kmと深かったため、断層運動が海底まで到達せず津波は発生しませんでした。もしこの地震が20kmほどの深さで発生したとすると、断層運動が海底まで到達し、津波注意報が発令される規模の地震でした。 今年になってから、2月13日にはマグニチュード7.3という規模の地震も発生し、東北沖は地震活動が少し活発化しているようです。これらの地震は地震学的には10年前に発生した東日本大震災(311)の余震なのですが、311からすでに10年が経過し、人間の時間スケールでは“余震”という言葉がなじまなくなっている事などを勘案し、気象庁は今後「東日本大震災の余震」という表現を行わないという事にしたようです。

DuMA のウエブサイトに「3.11 後のまだそこにあるリスク」ご参照下さい。

2021年4月の地震活動概観 : 東北地方、特に東北沖の太平洋側は2011年の東日本大震災以降、大きく地震発生の様式が変わってしまいました。今年は2月13日には福島沖でマグニチュード7.3、3月20日には宮城県沖でマグニチュード6.9の地震が発生するなど、日本列島全体としては落ち着いているのですが、東北沖から関東沖、さらに伊豆諸島沖合では少し地震活動が活発化しています。 4月に目立った地震活動はトカラ列島の群発地震でした。

首都圏の地下天気図® : 3月22日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。  過去の経験則では、静穏化が終了してから地震発生となるケースが多く見られましたが、2018年の大阪北部地震は静穏化の真っ只中で発生しました。それ以外にも静穏化が終了する前に発生した事例もあり、南関東はすでに地震発生の準備がととのっていると考えても差し支えないと状態ではないかと思います。

今週号にはダッシュボードのアップデートを掲載しました。

 

4月26日にまぐまぐでDuMANewsLetter第16号が発刊されました

八重山大津波から250年 : 1771年4月24日、丁度今から250年前、八重山列島近海を震源とする八重山地震が起こりました。沖縄といえば一般に地震の少ないイメージですが、西表島周辺などでは度々群発地震が発生しています。 この地震による大津波は、日本の元号を取って明和の大津波とも呼ばれています。この津波で、八重山群島や宮古群島を中心に11,000人以上の犠牲者が出るなど、琉球列島史上で最悪の被害がもたらされました。

日本およびその周辺の広域地下天気図® :3月15日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。今週は4月23日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 

4月19日にまぐまぐでDuMANewsLetter第15号が発刊されました

トカラ列島だけでなく、長野県北部でも群発地震活動 : 先週号では、トカラ列島の群発地震活動についてお伝えしましたが、現在、長野県北部でも少しまとまった地震が発生しています。 実は日本では、前震を伴う地震というのは全体の1割ほどと言われており、前震-本震型の地震は比較的珍しいとされているのです。その中で前震を伴う地震が比較的多く発生しているのが、今回取り上げる長野県地域、あるいは茨城県沖の地域なのです。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 3月8日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。 今週は4月17日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

4月12日にまぐまぐでDuMANewsLetter第14号が発刊されました

九州南西沖、トカラ列島で群発地震 : 4月10日から、トカラ列島近海でかなり活発な群発地震活動が開始しました。11日15時の段階では、マグニチュード5を超える地震は発生していませんが、すでに地震は100個以上発生しています。現時点で今後、この群発地震活動がどのように推移するかについて、断定的な事を言える状況ではありません。ただ、この近くには海上保安庁により、近年、これまで知られていなかった海底火山も発見されており、火山活動との関連も頭の片隅に置いておく事が必要と考えます。

日本列島陸域の地下天気図®: 今週は3月1日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。この地下天気図®解析では対象マグニチュードM6からM7程度の地震と考えています。

今週は4月9日時点のLタイプ地下天気図をお示しします。南関東の異常はまだ継続中です。

 

4月5日にまぐまぐでDuMANewsLetter第13号が発刊されました

政府・地震調査本部が公表した確率地震動マップ : 政府・地震調査本部は毎年、「全国地震動予測地図」というものを公表しています。これがいわゆる「長期予測」と呼ばれているものです。 これは、現時点で考慮し得るすべての地震の位置・規模・確率を仮定し、各地点がどの程度の確率でどの程度揺れるのかを計算したもので、基本的に過去の地震活動がその計算の根拠となっています。従って現在何らかの異常が観測されているというものではありません。

2021年3月の地震活動概観 : 東北地方、特に東北沖の太平洋側は2011年の東日本大震災以降、大きく地震発生の様式が変わってしまいました。2月13日には福島沖でマグニチュード7.3、3月20日には宮城県沖でマグニチュード6.9の地震が発生するなど、日本列島全体としては落ち着いているのですが、東北沖から関東沖、さらに伊豆諸島沖合では少し地震活動が活発化している可能性があります。

東北地方海域の地下天気図® : 今週は2月22日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。

 今週は4月2日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

 

3月22日にまぐまぐでDuMANewsLetter第12号が発刊されました

牡鹿半島沖で震度5強を記録する地震が発生 : 宮城県・牡鹿半島のすぐ東で震度5強を観測する地震が発生しました。当初、マグニチュードは7.1と公表されましたが、その後の検測で6.9に修正されました。

今週号では、マグニチュードとエネルギーとの関係について、簡単な説明を行ないました。

首都圏の地下天気図® : 今週は2月15日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。今週は3月18日時点のLタイプ地下天気図®を掲載します。これまでもLタイプ、Mタイプとも相模湾を含む南関東を中心とした地域に地震活動静穏化の異常が出現している事をお伝えしてきましたが、現時点でもその静穏化異常は継続している事がわかりました。 来週3月29日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。

 

3月15日にまぐまぐでDuMANewsLetter第11号が発刊されました

東日本大震災から丸10年、次の超巨大地震の可能性について : 今年の3月11日で東日本大震災から 満10年が経過し、TV等でも色々な特集がなされました。この地震では「想定外」という言葉が頻繁に使われた事は記憶に新しい事と存じます。巨大地震が日本海溝沿いや南海トラフ沿いで繰り返し発生する事は歴史的にも古文書等から知られていましたが、東北沖ではマグニチュード(M)8程度の地震が最大級であろうというのが311以前の地震学界のコンセンサスでした。 そこにマグニチュード9という超巨大地震が発生した訳です。東北沖ではこのようなM8程度の地震が数十年から100年程度で繰り返し発生すると考えられていましたが、それを上回る規模の地震(例えば東日本大震災)が数百年から1,000年程度の周期で発生している可能性が高いという研究がかなり進展を見せてきました(スーパーサイクル地震)。

今週号はこの「スーパーサイクル地震」というものに関する最新の知見についての特集です。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 2月8日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。次にお示しする図が3月12日時点のLタイプ地下天気図®です。   この一月ほどで西日本の状況がかなり変化したことが判明しました。 また DuMA のウエブサイトに「3.11 後のまだそこにあるリスク」と題するページを作成致しました。今週 取り上げた北海道東方沖の千島海溝の地震についても触れています。こちらもぜひ御覧ください。

 

3月8日にまぐまぐでDuMANewsLetter第10号が発刊されました

ニュージーランド近傍でマグニチュード8.1の地震が発生しました :日本時間の午前4時28分ごろ、マグニチュード8.1の地震がニュージーランド本土の北東約1000キロに位置する無人のケルマディック諸島付近で発生しました。 ニュージーランド近傍では4日からマグニチュード7を超える強い地震が3度あり、最初の地震はかなり距離が離れていますが、2個目のM7クラスの地震は前震と考えられると思います。

環太平洋地域で2000年以降に発生したM8クラスの地震 : 環太平洋地域はring of fireとも呼ばれており、地震発生帯が連続し、さらに多くの活火山が位置しています。 今週号では過去2000年以降に発生したマグニチュード8クラスの地震についてまとめてみました。

2021年2月の日本列島周辺の地震活動概観 : 2月は13日に福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を観測しました。この地震で東北新幹線などに大きな被害が生じました。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 2月1日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの長期間の地震データを使っています。

現時点ではLタイプもMタイプもほとんど同じパターンを示している事がわかりました。

 

3月1日にまぐまぐでDuMANewsLetter第9号が発刊されました

福島沖の地震(マグニチュード7.3)の被害まとめ : 2月13日深夜の福島沖の地震では、東北新幹線にまとまった被害が出てしまいました。この原因として、比較的小さな構造物(電柱など)に大きな力を及ぼす短周期(周期0.5秒以下)の地震動が原因ではないかと言われています。 NHKのまとめによれば、地震発生時に走行していた東北新幹線は11編成あり、緊急地震速報と同じ原理の独自の早期地震検知システムで強い揺れが到達する17秒以上前からブレーキをかけて減速出来ていたそうです。 さらに今週号では、気象庁長周期地震動階級に関する説明を行っています。

福島沖の地震の余震活動の推移 : 福島沖の地震は、2011年の東日本大震災の余震なのですが、規模がM7.3と大きかった事から、かなり激しい余震活動が発生しました。 余震の余震というのは、なかなか理解しずらい概念ですが、実は現代の地震学では、「すべての地震は余震として解釈できる」という日本発のモデルが、世界の地震学界を席巻しているのです。

日本列島陸域の地下天気図® : 1月25日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は2月25日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 

2月22日にまぐまぐでDuMANewsLetter第8号が発刊されました

福島沖の地震に関する補足説明 : 2月13日、23時過ぎに福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を複数地点で観測し、広い地域で震度5弱以上を観測しました。 今週号では、実際にどのような異常が観測されていたのか、あるいはされていなかったのかについて、カラースケールを変更した図を作成し、説明を行っています。

地下天気図®計算のための前処理(デクラスタ処理): 地下天気図®解析では、地震発生が定常的な状態からいかに“ずれている”かが重要です。そのために、大きな地震が発生しますと、余震が発生します。余震は“地震活動活性化”になり、これは定常状態ではありません。特に2011年の東日本大震災はマグニチュード9.0という超巨大な地震であったため、通常、DuMAで用いている余震除去アルゴリズムがうまく適用できない事がわかりました。  今週号ではデクラスタ処理というものについて解説を行っています。

東北地方海域の地下天気図®: 1月18日付のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。 残念ながら、2月13日に福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生してしまいました。いくつかパラメータを変えて解析してみましたが、やはりこの地震に先行する明瞭な地震活動静穏化は存在しなかったと考えられます。

 

2月15日にまぐまぐでDuMANewsLetter第7号が発刊されました

福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生:2月13日、23時過ぎに福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を複数地点で観測し、広い地域で震度5弱以上を観測し、東北新幹線の一部電柱が傾くなどのインフラの被害はかなり出ているようです。被災地の一刻も早い復旧がなされる事を願ってやみません。 この地震に関する解説は東海大学海洋研究所、地震予知・火山津波研究部門のウエブページでも行っております。こちらも併せて御覧ください。

2021年2月13日の福島沖の地震

余震はいつまで続く:人間の感覚では、10年というのは「一昔」というぐらいですから、そこそこ長い期間です。ただ地球にとって10年はある意味一瞬で、特にマグニチュード8や9クラスの地震では余震は20年、30年と続く事が過去の地震発生の歴史でも明らかとなっています。ニュースレターでは明治三陸地震と昭和三陸地震を例として余震活動について解説を行っています。

首都圏の地下天気図® : 今週は1月11日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。今週は2月12日時点のLタイプ地下天気図®を掲載しています 。

 

2月8日にまぐまぐでDuMANewsLetter第6号が発刊されました

浅間山の警戒レベル1へ引き下げに :2月5日、気象庁は火山活動が低下しているとして、長野と群馬の県境にある浅間山の火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルをレベル2からレベル1の「活火山であることに留意」に引き下げました。これまで浅間山では、火山性地震が増加するなど火山活動が高まっているとし2020年6月に噴火警戒レベルを1から2へ引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲で警戒を呼びかけていました。

2021年1月の地震活動概観 : 2021年1月の日本列島およびその周辺の地震活動はマグニチュード5を超える地震が5個のみと極めて低調な一ヶ月でした。期間中最大の地震は小笠原のはるか南東で発生したマグニチュード5.7の地震でした。

日本およびその周辺の広域地下天気図® :1月4日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。今週号では2月4日時点のLタイプ地下天気図®をお示ししました。

 

2月1日にまぐまぐでDuMANewsLetter第5号が発刊されました

● 2020年総括地震概況: 2020年は大きな被害地震も無く、地震学的には平穏な1年であったと思います。1月も特筆すべき地震は発生せず、ほっとしている所です。火山活動も鹿児島県の口永良部島で活動が少し活発化しましたが、現在は噴火警戒レベルも引き下げられ、落ち着いた状態が続いています。

今週号ではダッシュボードのアップデートを行ないました。

中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 12月28日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。  12月末の段階とそのパターンはあまり変化がみられていない事がわかりました。

 

1月25日にまぐまぐでDuMANewsLetter第4号が発刊されました

関東大震災の津波について: 先週号では関東大震災後の余震活動について触れましたが、今週号ではあまり知られていない津波について少しまとめてお知らせしたいと思います。実は関東大震災では、都内の火災被害のみが大きくクローズアップされましたが、相模湾では津波による大きな被害が出ていたのです。

次の動画は鎌倉市が公開しているものですが、自治体のものとしてはかなり良いものと思います。時間は14分ほどありますが、1.5倍速でご覧になっても問題無いと思います。

鎌倉市の津波啓発ビデオ

日本列島陸域の地下天気図®: 12月21日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は1月22日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。この地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。 12月21日のニュースレターと大局的なパターンは変化していない事がわかりました。

 

1月18日にまぐまぐでDuMANewsLetter第3号が発刊されました

関東大震災の真実 : 2021年は東日本大震災から丸10年の年となります。3月11日に向けて、色々な検証、特集番組や報道等がなされる事と思います。 さらに1月17日は阪神・淡路大震災の発生から26年という日でした。今日は「震災」という事を考えてみたいと思います。

震災の名前はどのように決めるのか : これまでに「大震災」と呼ばれる地震災害は3件発生しています。それは1923年の関東大震災、2つ目が1995年の阪神・淡路大震災、そして3つ目が2011年の東日本大震災です。これらの名前はどのようにして決められるのか、ご存知でしょうか。

今週号ではその点についても解説を行っています。また関東大震災の知られざる余震活動についても解説しています。 関東大震災の本震はマグニチュード7.9ですが、この地震は多くの大きな余震を伴ったのですが、その事がほとんど忘れさられているのです。 実は本震発生後の2日間にマグニチュード6以上の余震が20個発生していました。そしてマグニチュード7を超える余震も2個発生していたのです。

首都圏の地下天気図® : 昨年12月14日付のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。 これまでは、この地域での最も顕著な異常は青森沖・襟裳沖における静穏化異常でした。それが消えている事が判明しました。