2021年ニュースレターバックナンバー

の無料最新は9月27日の予定(=6月28日まぐまぐ2021年第24号)次次回は10月4日(=7月5日まぐまぐ2021年第25号)の予定

7月5日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第25号が発刊されました


● フィリピン・タール火山が再び大噴火か? DuMA/CSOは2003年より、フィリピンで火山噴火予測のための共同研究を実施して参りました。ターゲットとなったのは、マニラ近郊のタールという火山です。

 日本で言えば箱根あるいは富士山に相当する火山で、避暑地としても有名な火山です。CSOは2009年からJICAの支援を受け、このタール火山の電磁気学的監視を担当しました。 さらに2016年度にはCSOが研究代表者として文科省の科研費を獲得し、電磁気だけでなく、重力や火山ガスの研究も併せて開始致しました。 2020年1月、1977年以来の大噴火が発生しました。避難指示もうまく出す事に成功したのですが、やはり家畜や養殖のいけす等があったため、残念ながら逃げ遅れた人も出てしまいました。このタール火山が数日前から活動が活発化し、再び大噴火を起こす可能性が生じてきたとの事です。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図®: 5月24日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを解析に使っています。


今週は7月1日時点のMタイプの地下天気図®をお示しします。


▶︎無料ニュースレターの掲載をお待ち下さい。

6月28日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第24号が発刊されました


● 日本列島陸域の地下天気図® : 5月17日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は6月25日時点のLタイプ地下天気図をお示しします。この地下天気図解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。

● 2つの地下天気図®解析で、解析結果が異なる事の意味 : 地下天気図®はある日時に1枚だけ存在するものではありません。 実際の気象の天気図でも、同じ日に地上天気図と高層天気図があるのと同様に、同じ日に複数の地下天気図®が存在し、それらはどちらも正しい地下天気図®なのです。

地下天気図®が同一日時に複数存在するのは、解析に用いた

1)地震の大きさ(マグニチュード)の違い、

2)地震の発生深度をどこまで考慮するかの違いや、

3)解析に使用した期間の違い等があり、それらが異なるために同一日時に複数の地下天気図®が存在するのです。

● 首都圏を拡大するとどうなるか : 今週も首都圏の拡大地下天気図®と、神奈川県==東京都境界付近の地下天気図®時間変化曲線です。静穏化の異常は消長を繰り返しながら、まだ進行中である事がわかります。


▶︎無料ニュースレターの掲載をお待ち下さい。

6月21日にまぐまぐでDuMANewsLetter第23号が発刊


● 大阪府北部地震から丸3年 : 6月18日で大阪北部地震(M6.1)から丸3年が経過しました。この地震では6名の方が亡くなられ、重軽傷者462名、家屋の全壊21棟、半壊483棟等の大きな被害を出しました。

特に、通学途中の小学生がブロック塀の下敷きとなり、命を落とすという出来事があり、その原因は建築基準施行令の制限高さを大幅に上回っていた事が大きな原因でした。

この悲しい事故をきっかけに、文科省は教育施設のブロック塀改修の大号令を発する事になりました。

● 震度インフレ : この大阪府北部地震では「大阪で初めて震度6弱が観測された」という報道が目立ちました。しかしこの報道を鵜呑みみするのは極めて危険です。実は1995年の阪神淡路大震災当時の震度計測は、基本的に気象庁職員の体感で行っていました。つまり有人の気象台のみで震度が発表されていたのです。その後に計測震度計というものが1991年に気象庁により開発され、その配備のきっかけとなったのが阪神淡路大震災でした。1996年4月以降は、全ての震度がこの計測震度計の値で公表されるようになりました。

このため、有人観測点という事から阪神大震災当時では、全国でおよそ150点の震度が発表されるのみだったのです。それが計測震度計の全国配備により、2009年時点でも4,200地点で震度計測が行われるようになり、現在は全国で4337点という数字が公表されています。

● 東北地方海域の地下天気図® : 今週は5月10日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。

今週は6月19日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。


▶︎ DuMAnews202106021ダウンロードはこちら

6月14日にまぐまぐでDuMANewsLetter第22号が発刊


● 首都圏の地下天気図® : 今週は首都圏に特化した地下天気図®解析結果をお示しします。

今週号では、首都圏解析という事もあり、ミュンヘン再保険会社による、世界都市災害リスクを合わせて紹介させて頂きます。実は東京と横浜が世界で一番災害リスクの高い都市(圧倒的に高い)に位置づけられているのですが、その最大の理由が地震に関するリスクなのです。 ● DuMAダッシュボードを更新 : また今週はDuMAダッシュボードを更新いたしました。

▶︎ DuMAnews202106014ダウンロードはこちら

6月7日にまぐまぐでDuMANewsLetter第21号が発刊


● 雲仙・普賢岳の大火砕流から満30年: 6月3日で長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から丸30年が経過しました。この火砕流で43人の尊い命が失われました。住民のほか、取材中の報道関係者や同行していたタクシー運転手、警戒にあたっていた地元の消防団員や警察官、火山研究者などが犠牲になり、これを教訓に火山防災や報道の在り方が見直される事になりました。 噴火活動は1990年11月17日に開始され、普賢岳では198年ぶりの活動でした。火口にはマグマが固まった溶岩ドームが次々に出現し、6月3日午後4時8分に、成長した溶岩ドーム崩壊による大火砕流が発生したのです。 今週号では、雲仙岳災害記念館のURLも紹介させて頂きました。

● 2021年5月の地震活動概観 : 5月は東北地方太平洋沖での地震活動が活発な状態でした。特に茨城県沖から宮城県沖にかけて、マグニチュード5を超える地震がたて続けに発生しました。 1日に宮城沖でマグニチュード6.8という、陸域で発生すれば、かなりの被害も予想される規模の地震が発生し、さらに5月29日には茨城県沖で3個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。 2月以降、少し東北地方沖合の地震活動のパターンが変化してきたのではと考えています。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 4月26日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。

  この1ヶ月ほどの間に九州の南の海域で地震活動静穏化の領域がかなりはっきりしてきた事が大きな変化です。  今週は6月4日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。


▶︎ DuMAnews20210607ダウンロードはこちら

5月24日にまぐまぐでDuMANewsLetter第20号が発刊


● 中国で比較的規模の大きい地震が続発 : 日本時間の5月22日, 3時4分頃、中国中部でマグニチュード7.4の地震が発生しました。震源地は青海省で、日本の震度階級では最大で震度5強程度の揺れであった模様です。また21日にはマグニチュード6.4の地震も震源地は1,000kmほど離れてはいますが発生しました。

いくつかのメディアでは、「中国で地震が頻発」というようなタイトルが見られましたが、これはたとえば仙台と福岡で地震が発生したというのを関連づけて考えているといったもので、地震学的には相互には関連は無いと考えるべき現象です。 今週号では、2008年の四川大地震との位置関係や、中国内陸部の活断層等についても解説しています。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 4月19日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。 今週は5月20日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。また参考までに2018年6月の大阪北部地震直前の地下天気図®と比較を行っています。 来週5月31日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。 ▶︎ DuMAnews20210524ダウンロードはこちら

5月17日にまぐまぐでDuMANewsLetter第19号が発刊


● 東北地方(特に宮城県沖・福島県沖)の地震活動が高まっているようです : 5月14日、宮城・福島県沖でマグニチュード6.3の地震が発生し、震度4を観測しました。この地震は東日本大震災と同じ、逆断層型の地震でした。興味深いのは周辺の微小地震活動で、東北東から西南西に並ぶ地震活動が発生している事です。 2月以降、明らかに東北地方、特に宮城県沖、福島県沖での地震活動が活発化しています。

● 日本列島陸域の地下天気図® : 4月12日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は5月13日時点のLタイプ地下天気図をお示しします。この地下天気図®解析では、対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。 今週も4月12日のニュースレターに続き、関東地方の拡大図と、神奈川ー東京境界付近の地下天気図®時間変化のグラフをお示ししました。

▶︎ DuMAnews20210517ダウンロードはこちら

5月10日にまぐまぐでDuMANewsLetter第18号が発刊


● トカラ列島、諏訪之瀬島で活発な火山活動 : 4月10日頃から九州南西沖のトカラ列島で激しい群発地震が発生しました。現在、この群発地震はかなり落ちついてきています。この群発地震は悪石島の西方(宝島および小宝島の北方)海域を中心とした地震活動でした。この付近は多くの海底火山が存在する事も知られています。 それに引き続き、5月3日には悪石島のとなりの諏訪之瀬島の御岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙は2,400mまで到達したとの気象庁の発表がありました。さらに6日には8回の爆発的噴火が発生したそうです。現在、気象庁は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を継続しています。


● 東北地方海域の地下天気図® : 4月5日付のニュースレターに引き続き、今週は東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。  今週は5月7日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。先週号でも述べさせて頂きましたが、これらの地震は地震学的には10年前に発生した東日本大震災の余震と考えて問題ないのですが、東北地方の地震活動が比較的震災前の状態に近づいてきたとも考えられる事と、すでに震災から10年が経過したという事から、今後「東日本大震災の余震」という表現を行わないという事にしたようです。

▶︎ DuMAnews20210510ダウンロードはこちら

5月3日にまぐまぐでDuMANewsLetter第17号が発刊


● 宮城県沖でマグニチュード6.8 : 5月1日、10時27分頃、宮城県沖でマグニチュード6.8の地震が発生し、最大震度5強を観測しました。幸い発生した深さが51kmと深かったため、断層運動が海底まで到達せず津波は発生しませんでした。もしこの地震が20kmほどの深さで発生したとすると、断層運動が海底まで到達し、津波注意報が発令される規模の地震でした。 今年になってから、2月13日にはマグニチュード7.3という規模の地震も発生し、東北沖は地震活動が少し活発化しているようです。これらの地震は地震学的には10年前に発生した東日本大震災(311)の余震なのですが、311からすでに10年が経過し、人間の時間スケールでは“余震”という言葉がなじまなくなっている事などを勘案し、気象庁は今後「東日本大震災の余震」という表現を行わないという事にしたようです。


DuMA のウエブサイトに「3.11 後のまだそこにあるリスク」ご参照下さい。


● 2021年4月の地震活動概観 : 東北地方、特に東北沖の太平洋側は2011年の東日本大震災以降、大きく地震発生の様式が変わってしまいました。今年は2月13日には福島沖でマグニチュード7.3、3月20日には宮城県沖でマグニチュード6.9の地震が発生するなど、日本列島全体としては落ち着いているのですが、東北沖から関東沖、さらに伊豆諸島沖合では少し地震活動が活発化しています。 4月に目立った地震活動はトカラ列島の群発地震でした。


● 首都圏の地下天気図® : 3月22日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。  過去の経験則では、静穏化が終了してから地震発生となるケースが多く見られましたが、2018年の大阪北部地震は静穏化の真っ只中で発生しました。それ以外にも静穏化が終了する前に発生した事例もあり、南関東はすでに地震発生の準備がととのっていると考えても差し支えないと状態ではないかと思います。


● 今週号にはダッシュボードのアップデートを掲載しました。

▶︎ DuMAnews20210503ダウンロードはこちら

4月26日にまぐまぐでDuMANewsLetter第16号が発刊

● 八重山大津波から250年 : 1771年4月24日、丁度今から250年前、八重山列島近海を震源とする八重山地震が起こりました。沖縄といえば一般に地震の少ないイメージですが、西表島周辺などでは度々群発地震が発生しています。 この地震による大津波は、日本の元号を取って明和の大津波とも呼ばれています。この津波で、八重山群島や宮古群島を中心に11,000人以上の犠牲者が出るなど、琉球列島史上で最悪の被害がもたらされました。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® :3月15日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。今週は4月23日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

▶︎ DuMAnews20210426ダウンロードはこちら

4月19日にまぐまぐでDuMANewsLetter第15号が発刊


● トカラ列島だけでなく、長野県北部でも群発地震活動 : 先週号では、トカラ列島の群発地震活動についてお伝えしましたが、現在、長野県北部でも少しまとまった地震が発生しています。 実は日本では、前震を伴う地震というのは全体の1割ほどと言われており、前震-本震型の地震は比較的珍しいとされているのです。その中で前震を伴う地震が比較的多く発生しているのが、今回取り上げる長野県地域、あるいは茨城県沖の地域なのです。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 3月8日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。 今週は4月17日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

▶︎ DuMAnews20210419ダウンロードはこちら

4月12日にまぐまぐでDuMANewsLetter第16号が発刊


● 九州南西沖、トカラ列島で群発地震 : 4月10日から、トカラ列島近海でかなり活発な群発地震活動が開始しました。11日15時の段階では、マグニチュード5を超える地震は発生していませんが、すでに地震は100個以上発生しています。現時点で今後、この群発地震活動がどのように推移するかについて、断定的な事を言える状況ではありません。ただ、この近くには海上保安庁により、近年、これまで知られていなかった海底火山も発見されており、火山活動との関連も頭の片隅に置いておく事が必要と考えます。

● 日本列島陸域の地下天気図®: 今週は3月1日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。この地下天気図®解析では対象マグニチュードM6からM7程度の地震と考えています。


今週は4月9日時点のLタイプ地下天気図をお示しします。南関東の異常はまだ継続中です。


▶︎ DuMAnews20210412ダウンロードはこちら

4月5日にまぐまぐでDuMANewsLetter第13号が発刊


● 政府・地震調査本部が公表した確率地震動マップ : 政府・地震調査本部は毎年、「全国地震動予測地図」というものを公表しています。これがいわゆる「長期予測」と呼ばれているものです。 これは、現時点で考慮し得るすべての地震の位置・規模・確率を仮定し、各地点がどの程度の確率でどの程度揺れるのかを計算したもので、基本的に過去の地震活動がその計算の根拠となっています。従って現在何らかの異常が観測されているというものではありません。

● 2021年3月の地震活動概観 : 東北地方、特に東北沖の太平洋側は2011年の東日本大震災以降、大きく地震発生の様式が変わってしまいました。2月13日には福島沖でマグニチュード7.3、3月20日には宮城県沖でマグニチュード6.9の地震が発生するなど、日本列島全体としては落ち着いているのですが、東北沖から関東沖、さらに伊豆諸島沖合では少し地震活動が活発化している可能性があります。

● 東北地方海域の地下天気図® : 今週は2月22日のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。


 今週は4月2日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。


▶︎ DuMAnews20210405ダウンロードはこちら

3月22日にまぐまぐでDuMANewsLetter第12号が発刊


● 牡鹿半島沖で震度5強を記録する地震が発生 : 宮城県・牡鹿半島のすぐ東で震度5強を観測する地震が発生しました。当初、マグニチュードは7.1と公表されましたが、その後の検測で6.9に修正されました。

今週号では、マグニチュードとエネルギーとの関係について、簡単な説明を行ないました。

● 首都圏の地下天気図® : 今週は2月15日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。今週は3月18日時点のLタイプ地下天気図®を掲載します。これまでもLタイプ、Mタイプとも相模湾を含む南関東を中心とした地域に地震活動静穏化の異常が出現している事をお伝えしてきましたが、現時点でもその静穏化異常は継続している事がわかりました。

来週3月29日は、第5月曜日のため、DuMAニュースレターは休刊となります。


▶︎ DuMAnews20210322ダウンロードはこちら


3月15日にまぐまぐでDuMANewsLetter第11号が発刊


● 東日本大震災から丸10年、次の超巨大地震の可能性について : 今年の3月11日で東日本大震災から 満10年が経過し、TV等でも色々な特集がなされました。この地震では「想定外」という言葉が頻繁に使われた事は記憶に新しい事と存じます。巨大地震が日本海溝沿いや南海トラフ沿いで繰り返し発生する事は歴史的にも古文書等から知られていましたが、東北沖ではマグニチュード(M)8程度の地震が最大級であろうというのが311以前の地震学界のコンセンサスでした。 そこにマグニチュード9という超巨大地震が発生した訳です。東北沖ではこのようなM8程度の地震が数十年から100年程度で繰り返し発生すると考えられていましたが、それを上回る規模の地震(例えば東日本大震災)が数百年から1,000年程度の周期で発生している可能性が高いという研究がかなり進展を見せてきました(スーパーサイクル地震)。

今週号はこの「スーパーサイクル地震」というものに関する最新の知見についての特集です。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 2月8日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。次にお示しする図が3月12日時点のLタイプ地下天気図®です。   この一月ほどで西日本の状況がかなり変化したことが判明しました。

また DuMA のウエブサイトに「3.11 後のまだそこにあるリスク」と題するページを作成致しました。今週 取り上げた北海道東方沖の千島海溝の地震についても触れています。こちらもぜひ御覧ください。


▶︎ DuMAnews20210315ダウンロードはこちら

3月8日にまぐまぐでDuMANewsLetter第10号が発刊


● ニュージーランド近傍でマグニチュード8.1の地震が発生しました :日本時間の午前4時28分ごろ、マグニチュード8.1の地震がニュージーランド本土の北東約1000キロに位置する無人のケルマディック諸島付近で発生しました。 ニュージーランド近傍では4日からマグニチュード7を超える強い地震が3度あり、最初の地震はかなり距離が離れていますが、2個目のM7クラスの地震は前震と考えられると思います。

● 環太平洋地域で2000年以降に発生したM8クラスの地震 : 環太平洋地域はring of fireとも呼ばれており、地震発生帯が連続し、さらに多くの活火山が位置しています。 今週号では過去2000年以降に発生したマグニチュード8クラスの地震についてまとめてみました。

● 2021年2月の日本列島周辺の地震活動概観 : 2月は13日に福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を観測しました。この地震で東北新幹線などに大きな被害が生じました。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 2月1日のニュースレターに引き続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの長期間の地震データを使っています。

現時点ではLタイプもMタイプもほとんど同じパターンを示している事がわかりました。


▶︎ DuMAnews20210308ダウンロードはこちら

3月1日にまぐまぐでDuMANewsLetter第9号が発刊


● 福島沖の地震(マグニチュード7.3)の被害まとめ : 2月13日深夜の福島沖の地震では、東北新幹線にまとまった被害が出てしまいました。この原因として、比較的小さな構造物(電柱など)に大きな力を及ぼす短周期(周期0.5秒以下)の地震動が原因ではないかと言われています。 NHKのまとめによれば、地震発生時に走行していた東北新幹線は11編成あり、緊急地震速報と同じ原理の独自の早期地震検知システムで強い揺れが到達する17秒以上前からブレーキをかけて減速出来ていたそうです。 さらに今週号では、気象庁長周期地震動階級に関する説明を行っています。

● 福島沖の地震の余震活動の推移 : 福島沖の地震は、2011年の東日本大震災の余震なのですが、規模がM7.3と大きかった事から、かなり激しい余震活動が発生しました。 余震の余震というのは、なかなか理解しずらい概念ですが、実は現代の地震学では、「すべての地震は余震として解釈できる」という日本発のモデルが、世界の地震学界を席巻しているのです。

● 日本列島陸域の地下天気図® : 1月25日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は2月25日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。


▶︎ DuMAnews20210301ダウンロードはこちら

2月22日にまぐまぐでDuMANewsLetter第8号が発刊


● 福島沖の地震に関する補足説明 : 2月13日、23時過ぎに福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を複数地点で観測し、広い地域で震度5弱以上を観測しました。 今週号では、実際にどのような異常が観測されていたのか、あるいはされていなかったのかについて、カラースケールを変更した図を作成し、説明を行っています。

● 地下天気図®計算のための前処理(デクラスタ処理): 地下天気図®解析では、地震発生が定常的な状態からいかに“ずれている”かが重要です。そのために、大きな地震が発生しますと、余震が発生します。余震は“地震活動活性化”になり、これは定常状態ではありません。特に2011年の東日本大震災はマグニチュード9.0という超巨大な地震であったため、通常、DuMAで用いている余震除去アルゴリズムがうまく適用できない事がわかりました。  今週号ではデクラスタ処理というものについて解説を行っています。

● 東北地方海域の地下天気図®: 1月18日付のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。 残念ながら、2月13日に福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生してしまいました。いくつかパラメータを変えて解析してみましたが、やはりこの地震に先行する明瞭な地震活動静穏化は存在しなかったと考えられます。

▶︎ DuMAnews20210222ダウンロードはこちら

2月15日にまぐまぐでDuMANewsLetter第7号が発刊


● 福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生:2月13日、23時過ぎに福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度6強を複数地点で観測し、広い地域で震度5弱以上を観測し、東北新幹線の一部電柱が傾くなどのインフラの被害はかなり出ているようです。被災地の一刻も早い復旧がなされる事を願ってやみません。 この地震に関する解説は東海大学海洋研究所、地震予知・火山津波研究部門のウエブページでも行っております。こちらも併せて御覧ください。

2021年2月13日の福島沖の地震

● 余震はいつまで続く:人間の感覚では、10年というのは「一昔」というぐらいですから、そこそこ長い期間です。ただ地球にとって10年はある意味一瞬で、特にマグニチュード8や9クラスの地震では余震は20年、30年と続く事が過去の地震発生の歴史でも明らかとなっています。ニュースレターでは明治三陸地震と昭和三陸地震を例として余震活動について解説を行っています。

● 首都圏の地下天気図® : 今週は1月11日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。今週は2月12日時点のLタイプ地下天気図®を掲載しています 。 ▶︎ DuMAnews20210215ダウンロードはこちら

2月8日にまぐまぐでDuMANewsLetter第6号が発刊


● 浅間山の警戒レベル1へ引き下げに :2月5日、気象庁は火山活動が低下しているとして、長野と群馬の県境にある浅間山の火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルをレベル2からレベル1の「活火山であることに留意」に引き下げました。これまで浅間山では、火山性地震が増加するなど火山活動が高まっているとし2020年6月に噴火警戒レベルを1から2へ引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲で警戒を呼びかけていました。

● 2021年1月の地震活動概観 : 2021年1月の日本列島およびその周辺の地震活動はマグニチュード5を超える地震が5個のみと極めて低調な一ヶ月でした。期間中最大の地震は小笠原のはるか南東で発生したマグニチュード5.7の地震でした。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® :1月4日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。今週号では2月4日時点のLタイプ地下天気図®をお示ししました。 ▶︎ DuMAnews20210208ダウンロードはこちら

2月1日にまぐまぐでDuMANewsLetter第5号が発刊

● 2020年総括地震概況: 2020年は大きな被害地震も無く、地震学的には平穏な1年であったと思います。1月も特筆すべき地震は発生せず、ほっとしている所です。火山活動も鹿児島県の口永良部島で活動が少し活発化しましたが、現在は噴火警戒レベルも引き下げられ、落ち着いた状態が続いています。

今週号ではダッシュボードのアップデートを行ないました。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 12月28日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。  12月末の段階とそのパターンはあまり変化がみられていない事がわかりました。


▶︎ DuMAnews20210201ダウンロードはこちら

1月25日にまぐまぐでDuMANewsLetter第4号が発刊

● 関東大震災の津波について: 先週号では関東大震災後の余震活動について触れましたが、今週号ではあまり知られていない津波について少しまとめてお知らせしたいと思います。実は関東大震災では、都内の火災被害のみが大きくクローズアップされましたが、相模湾では津波による大きな被害が出ていたのです。

次の動画は鎌倉市が公開しているものですが、自治体のものとしてはかなり良いものと思います。時間は14分ほどありますが、1.5倍速でご覧になっても問題無いと思います。

鎌倉市の津波啓発ビデオ

● 日本列島陸域の地下天気図®: 12月21日のニュースレターに引き続き、日本列島の陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は1月22日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。この地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。 12月21日のニュースレターと大局的なパターンは変化していない事がわかりました。 ▶︎ DuMAnews20210125ダウンロードはこちら

1月18日にまぐまぐでDuMANewsLetter第3号が発刊


● 関東大震災の真実 : 2021年は東日本大震災から丸10年の年となります。3月11日に向けて、色々な検証、特集番組や報道等がなされる事と思います。 さらに1月17日は阪神・淡路大震災の発生から26年という日でした。今日は「震災」という事を考えてみたいと思います。

● 震災の名前はどのように決めるのか : これまでに「大震災」と呼ばれる地震災害は3件発生しています。それは1923年の関東大震災、2つ目が1995年の阪神・淡路大震災、そして3つ目が2011年の東日本大震災です。これらの名前はどのようにして決められるのか、ご存知でしょうか。

今週号ではその点についても解説を行っています。また関東大震災の知られざる余震活動についても解説しています。 関東大震災の本震はマグニチュード7.9ですが、この地震は多くの大きな余震を伴ったのですが、その事がほとんど忘れさられているのです。 実は本震発生後の2日間にマグニチュード6以上の余震が20個発生していました。そしてマグニチュード7を超える余震も2個発生していたのです。

● 首都圏の地下天気図® : 昨年12月14日付のニュースレターに引き続き、東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラスの地震を対象とした解析です。 これまでは、この地域での最も顕著な異常は青森沖・襟裳沖における静穏化異常でした。それが消えている事が判明しました。


▶︎ DuMAnews20210118ダウンロードはこちら

1月11日にまぐまぐでDuMANewsLetter第2号が発刊

● 豪雪時の地震災害 : コロナの収束が見えない状況が続いています。首都圏だけでなく、全国各地に緊急事態宣言が拡大されそうな状況です。それに加え大寒波が襲来しています。今もし、ここに地震が加われば、まさに地震・コロナ・大雪の複合災害となってしまいます。 今年は東日本大震災から丸10年の年ですが、実は「忘れられた震災」というものがあるのです。大震災の翌日の12日に長野県でマグニチュード(M)6.7の長野県北部地震が発生しました。 つまり平年以上の積雪に覆われた山間地をM6.7、最大震度6強の揺れが襲ったのです。この地震以外にも、積雪が地震被害を大きくした例が過去には何例も存在しているのです。

● 首都圏の地下天気図® : 昨年12月7日のニュースレターに続き、首都圏に特化した地下天気図®です。この解析で重要なのは、複数のパラメータの組み合わせで解析して、関東地方南部には顕著な地震活動静穏化の異常が検出されている事で、この異常の信頼性はかなり高いと考えています。  また今週号では、地震学で標準の解析手法で、この静穏化がどのように見えるかのグラフも追加しました。


▶︎ DuMAnews20210111ダウンロードはこちら


1月4日にまぐまぐでDuMANewsLetter第1号が発刊

● 2020年の地震活動概観: 2020年は日本列島およびその周辺での地震活動は概ね静かな状態で推移しました。先週号でも触れましたが、結果として2020年に発生した最大の地震は12月21日に青森沖で発生したマグニチュード6.5の地震となりました。 また2020年にはマグニチュード6を超える地震は9個発生していました。ちなみに2019年は14個の発生でした。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図®: 11月23日のニュースレターに続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。主にマグニチュード7以上の地震発生を対象とした解析となります。 11月の段階と比較しますと、特に大きな変化はありませんが、北海道東方沖(択捉島沖合)での地震活動静穏化が新たな変化として注目されます。

▶︎ DuMAnews20210104ダウンロードはこちら

12月28日にまぐまぐでDuMANewsLetter第48号が発刊

● 青森県東方沖でマグニチュード6.5の地震が発生 :12月21日午前2時23分ごろ、青森県東方沖でマグニチュード6.5の地震が発生しました。12月27日時点では、この地震が日本列島およびその周辺で発生した最大の地震となっています。

● 青森県東方沖の過去の地震活動 : 青森沖では11月6日、7日に少しまとまった活動が発生しました。さらに12月21日には前述のようにマグニチュード6.5の地震が発生しています。

この青森県東方沖の地震活動をDuMAが取り上げます理由は、1)青森県東方沖は東日本大震災で割れ残っており、歪が開放されていない。2)歴史的にも数十年周期で繰り返しマグニチュード7を超える(8に近い)地震が発生している。3)前回の青森県東方沖での地震は1968年の十勝沖地震と考えられ、すでに50年以上が経過している、といった理由です。

● 中部・近畿・中国・四国地方の地下天気図® : 11月16日のニュースレターに続き、中部地方から中国・四国地方にかけての地下天気図®解析結果です。この地域の地下天気図®解析では、東日本大震災の影響をあまり受けていない事から、過去20年ほどの地震データを使っています。

▶︎ DuMAnews20201228ダウンロードはこちら

385回の閲覧

最新記事

すべて表示