5日前

2024年ニュースレターバックナンバー

の無料最新は5月20日の予定(= 2月19日まぐまぐ2024年第7号)  

  次次回は5月27日(= 2月26日まぐまぐ2024年第8号)の予定。


2月26日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter8号が発刊されました。

能登半島沖の活断層の話題『能登半島地震を引き起こした「張本人」…なんと「活断層マップ」に載っていた』と題するネット記事を発見しました。 記事の内容は東北大学の遠田晋次東北大学・災害科学国際研究所教授へのインタビューが元になっています。 記事では能登半島地震がいかに大きな地震であったかを強調しています。そして地震の原因となった海底活断層について述べています。

 海岸の隆起については、関東大震災(1923年)でも房総半島の先端部分で2m隆起した記録がありますが、海岸が4mも隆起したのは、ここ100年では初めての事だとコメントしています。

 そして今後の地震リスクが懸念される地域として、遠田教授は佐渡ヶ島近傍を予想しています。万が一佐渡ヶ島で能登半島地震のように海岸線が隆起すれば船舶が接岸できず、救援物資も医療支援も困難となる事などを指摘しています。

日本およびその周辺の広域地下天気図® : 1月24日に続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。今週号では2月23日時点のLタイプ地下天気図®をお示しします。

 

▶︎無料ニュースレターの掲載をお待ち下さい。


2月19日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter7号が発刊されました。

大分県・鶴見岳で火山性地震を観測 : 福岡管区気象台から2月14日、大分県別府市の鶴見岳で火山性地震を観測したと発表がありました。

 現在の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)ですが、今後地震が増加するなど火山活動が高まった場合はレベル2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があるとしています。

 鶴見岳は別府市街地に極めて近く、今後の推移を継続的に監視していく必要があります。

新たな中部・近畿・中国・四国の地下天気図® : これまでは、この地域は2011年の東日本大震災の影響をあまり受けていないと考えていた事から、2001年以降の地震データを用いて解析していました。

 しかし、能登半島地震の発生を受け、解析期間を東日本大震災の影響をより明確に除くため、2012年以降の地震データを用いる事に前回から変更しました。

九州および北海道の地下天気図® : 中部日本だけでなく、解析条件を揃えた九州および北海道の地下天気図®です。両地域とも深刻な異常は観測されておりません。
 

 ▶︎無料ニュースレターの掲載をお待ち下さい。


2月12日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter6号が発刊

2024年1月の地震活動概観 : 2024年1月は、内陸地震として史上最大クラスの令和6年能登半島地震で始まりました。今後長期間、地震災害との戦いが開始します。

 1月には日本列島周辺で25個のマグニチュード5以上の地震が発生しました。そのうちの20個が能登半島近傍で発生していました。能登半島付近で、マグニチュード6を超える余震が2個発生しています。現在、本震の震央の西側地域(つまり能登半島の陸域)で、理論的に予想される余震発生数より有意に余震発生が少ないという現象が発生しており、近い将来にかなり大きめの余震(もしかすると最大余震と呼ばれる地震)が発生する可能性も高くなっています。

首都圏の地下天気図® : 1月8日のニュースレターに続き、2月9日時点の首都圏の地下天気図®です。

 今週号では、地下天気図®の解析深度が地表(0km)、深さ50kmおよび100kmの3種類についてお示しします。解析の深度を変える事で、どの深さの地震活動が異常にもっとも関係しているのかを判断する事が可能となります。

 解析の結果、首都圏の地震活動が少し変化している事がわかりました。
 

▶︎ DuMAnews20240212ダウンロードはこちら


2月5日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter5号が発刊

● 能登半島の地震活動に変化 : 能登半島地震発生から1ヶ月が経過しました。半島という事から、やはり輸送路の確保が避難や物資輸送、さらにはボランティア作業にも大きな影響を与えています。 水道の復旧にはまだかなりの時間が必要なようですが、これも水道管だけを復旧すれば良いという状態ではなく、水道管を埋設する道路自体が非常に大きな打撃をうけているためです。 能登半島地震では、1日の本震発生後激しい地震活動(余震活動)が続いていますが、どうやら半島部分での余震発生状況に変化が生じている事がわかりました。 現在、複数の研究機関で能登半島地震の余震を解析したところ、震央の西側の領域で、明らかに期待される余震数より、余震発生が減っている事がわかりました。 現在、複数の研究機関で能登半島地震の余震を解析したところ、震央の西側の領域で、明らかに期待される余震数より、余震発生が減っている事がわかりました。 このことは、「DuMA理論」、即ち、“嵐の前の静けさ”からすると、近い内に、震央の西側、即ち、能登半島で最大余震が発生することが否定できないと云う可能性を示唆しています。ちなみに想定される最大余震はマグニチ ュード6.5前後と推察されます。
 
● 日本列島陸域の地下天気図® : 昨年12月25日の解析に続き、日本列島の主に陸域に特化した地下天気図®解析です。今週は2月2日時点のMタイプの地下天気図®をお示しします。ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。 基本的なパターンは変わっていませんが、特徴的なのは北海道東部(網走・弟子屈周辺)で地震活動の活発化が確認されだした事です。
 

▶︎ DuMAnews20240205ダウンロードはこちら


2024年1月29日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter4号が発刊

● 2023年の地震活動概観 : 2024年は1日の令和6年能登半島地震という、日本の内陸地域で発生した地震としては、これまで最大と言われていた1891年の濃尾地震とほぼ同じ規模の地震発生から始まりました。

 この地震はプレート沈み込みに起因する地震(東日本大震災や、南海トラフの巨大地震、関東大震災等の震災を引き起こした地震)以外では、最大級の地震であったのです。

 2023年は5個のM6.5以上の地震が発生しました。2023年の特徴としては、フィリピン海プレートの内部で地震活動が活発であった事かもしれません。

 特に10月には、M6クラスの地震が小笠原近辺で頻発し、突然の津波注意報が発令されるといった事件がありました。

● 東北地方海域の地下天気図® : 2023年12月18日の解析に続き、東北地方海域の地下天気図®解析です。

 この地下天気図®は東北地方沖合の海域(含:一部陸域)で発生するマグニチュード7クラス(6.5以上)の地震を対象としています。


 
▶︎ DuMAnews20240129ダウンロードはこちら


2024年1月22日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter3号が発刊

● 能登半島周辺以外で地震発生の可能性の高い地域について : 能登半島地震は、DuMAでも指摘していました能登半島の未破壊部分で発生しました。能登半島最東端の珠洲市周辺では、流体の地殻浅部への貫入が発生し、2020年以降、地盤も数センチ隆起していたのです。 ちなみにこの能登半島の地震は、1891年の濃尾地震に匹敵する最大級の内陸地震であった事もわかりました。

 今週号では、現在活断層型の被害地震発生の可能性が高い地域について解説を行っています。

● 日本およびその周辺の広域地下天気図® : 昨年12月11日に続き、現在の気象庁の観測網で解析できる最大範囲の領域の解析です。今週号では1月8日時点のMタイプ地下天気図®をお示しします。

DuMAダッシュボードを更新しました。
 

 
▶︎ DuMAnews20240122ダウンロードはこちら


2024年1月15日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter2号が発刊

● 能登半島地震 新しい解釈を加えました : 先週に引き続き、能登半島地震の余震活動がどこで発生しているかを詳しく解析してみました。そうしますと、すでに「割れた」はずの場所で明らかに活発な地震活動が続いている事が改めて確認できました。

 つまり、空白域を全て埋めるように地震が発生しているのみならず2007年に“割れた”部分でも再び激しい地震活動が発生しているのです。

 実際に、国土地理院の地殻変動の解析でも2007年に割れたはずの能登半島西部でもっとも大きな地面の隆起が観測されています。

● 新たな中部・近畿・中国・四国の地下天気図® : これまでは、この地域は2011年の東日本大震災の影響をあまり受けていないと考えていた事から、2001年以降の地震データを用いて解析していました。しかし、能登半島地震の発生を受け、解析期間を東日本大震災の影響をより明確に除くため、2012年以降の地震データを用いる事に変更いたしました。
 

▶︎ DuMAnews20240115ダウンロードはこちら


2024年1月8日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter1号が発刊

● 能登半島地震で今後危惧すべき事 : 1月6日の号外で、現時点で地震活動の推移から言える事を報告させて頂きました。今後2地点で地震発生の可能性が高まっていると報告しましたが、データを更新して解析しましたが地震活動度で見る限りまだ同じ結論となりました。

 1月1日の地震の余震活動がどこで発生しているかを詳しく解析しますと、かなり興味深い事がわかりました。それは能登半島の西側では2007年3月25日に同じく能登半島地震(M6.9)が発生しています。この地震の余震と、今回の地震の余震を併せて図示してみますと、余震が同じ場所で起きている地域がある事がわかりました。

 DuMAは「能登半島中部で将来M7クラス発生が予想される地域がある」という予測を示していましたが、今回の地震でまさにこの予測地域で破壊が発生し、今後マグニチュード(M)6クラスの余震が発生する可能性はありますが、M7クラスの心配は無くなったと考えています。

● 首都圏の地下天気図® : 昨年11月27日のニュースレターに続き、1月4日時点の首都圏の地下天気図®です。今週は深さ60kmにおけるLタイプ地下天気図®をお示ししています。

 ▶︎ DuMAnews20240108ダウンロードはこちら


1月6日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter号外2号が発刊

● 能登半島地震 続報 : 珠洲市や輪島市ではまだ多くの行方不明者との報道もあり、極めて憂慮すべき状態かと思います。

 1日にM7.6の地震が発生してからの余震発生状況から、今言える事を報告させて頂きます。これまでの状況から今後2地点で地震発生の可能性が高まっていると推察されます。
 
1月8日のニュースレターでは、最新の全国陸域の地下天気図®と首都圏の状況に変化があったかなかったかについて、報告する予定です。

▶︎ DuMAnews20240106号外2号ダウンロードはこちら


1月1日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter号外が発刊

● 能登半島で震度7を観測する地震発生 : 1月1日16時10分に能登半島先端付近を震源とする最大震度7を観測する地震が発生しました。

 地震のマグニチュードは、気象庁の速報値で7.6と報告されています。陸域近傍で発生した地震としては、1891年の濃尾地震に次ぐ規模の地震で、内陸地震としては最大級のものです。

 DuMAでは、2023年5月8日のニュースレターで、能登半島における地震空白域の存在を指摘しており、「将来M7クラスの地震発生が予想される領域」として注意を喚起していました。

 まだ指摘した地震活動空白域の歪を完全に解放していない可能性があり、もう少し注意が必要な状況と考えます。

▶︎ DuMAnews20240101号外ダウンロードはこちら


12月25日にまぐまぐでDuMA・NewsLetter第48号が発刊 

● 中国・甘粛省で被害地震発生 : 12月18日夜、中国・甘粛省でマグニチュード5.9の地震が発生し、22日までに148人が死亡したと報告されています。

 この地域は低所得の農村地帯が広がっているとされており、生活再建が今後大きな課題となると言われています。現地の建物はれんが造りで耐震性の低い家屋が多く、それらの多くが倒壊するなどしたため、多数の死傷者が出たようです。

 現地は標高が高く、最低気温がマイナス10度を下回っているようです。そのため、救助活動は極めて困難な状況であるとの情報が入っています。まさに寒さと地震との複合災害となっています。

 中国内陸部はユーラシアプレートにインド亜大陸が衝突しているため、地殻変動も大きく、これまでにも多くの被害地震が発生しています。 特に2008年5月には、四川地震(マグニチュード8.0)が発生しており、7万名近くの死者が出ています。

● 日本列島陸域の地下天気図® : 11月20日のニュースレターに引き続き、日本列島の主に陸域に特化した 地下天気図® 解析です。今週は12月22日時点のLタイプおよびMタイプの地下天気図®をお示しします。

ちなみにこの地下天気図®解析では対象マグニチュードはM6からM7程度の地震と考えています。
 
● 2024年1月1日は休刊日: 2023年の配信は今週で終わりとなります。また2024年1月1日は「まぐまぐ」の規約による休刊日となっております。そのため新年は1月8日からの配信となります。

 2024年もDuMAニュースレターをよろしくお願い申し上げます。

▶︎ DuMAnews20231225ダウンロードはこちら

    124
    2